エッチなハンゾウさん(受)とフニャフニャのコール君(攻)しかいません
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「解くなよ?」
 そう言って悪戯中の子どものように悪魔じみた笑顔を見せる。誰がかといえば今この時も俺の腰の上に跨っているハンゾウさんがだ。それをぽかんと口を開けたマヌケ面で見上げている俺の腕は頭の上でテカテカ光る赤いリボンで縛られている。なぜ。
「この前はお主に好き勝手されたからの、今夜は儂のやり方で甘やかさせてもらう」
 思いもよらないラッキーハプニングにヤッタ〜〜〜!!などと暢気に俺は歓喜の声を心の中で上げていた。それがすぐに後悔に変わるとも知らずに……。
「は、……クソ、ハンゾウさん待って、ぐ、ぅ、……それ、やば…………っ」
 俺の呻めきだか喘ぎだかわからない声を無視してともすれば冷たいほどに綺麗なハンゾウさんが、何を話すにしてもいつも控えめな彼の口が、俺のチンポを舐めしゃぶる。柔らかくてつるつるした粘膜のところであやされたかと思えば口蓋で先端を擦られ、遂には血管が浮き出るほど張り詰めたチンポのカリの張った所を窄めた唇でぐぽぐぽと上下に刺激され、もうこちらは堪ったものではない。
「あ、あ、駄目くるから、出る、でます、離して……!」
 殆ど悲鳴のような懇願をする俺の方をハンゾウさんはグロいことになっているそれを咥えたままちらっと見るが直ぐに下を向いてしまう。ざらりとした味蕾を裏筋に押し付けたまま、痛いほどに吸われて俺のチンポは呆気なく射精してしまった。目の前がぐらぐらするくらい濃いやつが長々と出ている感覚に酔う。
「気持ちよかったか?」
「あ、ぇ、ウソでしょ、俺の飲んだの……?」
「うむ、甘露じゃなこれは」
 カンロ?ちょっと知らない日本語だし、ご先祖様に精子飲ませたとか人としてどうなの、てか400年?前のご先祖様とセックスしてるって何……?などと多すぎる情報量に目を回しているとふさふさした髭と柔らかい唇が頬に押しつけられる。このキスはすごく好きだ。
「愛いな」
「?」
「お主も、お主のこれもじゃ」
 心底楽しそうにハンゾウさんが突ついているのは一度射精したにも拘らずまだまだ元気な俺の息子だ。思わず体を捩ると腕を可愛らしく縛っているリボンがギチギチと音を立てるものだから動きを止めざるを得ない。本当に千切ってしまおうかとも思う。これならいっそちゃんとした手錠とかがよかった、よかったです……、普通に辛いですハンゾウさん。こんなの生殺しだ。
「こら、まだまだこれからぞ?」
「ひぇ……?」
 そう言って再び俺に乗り上げ、まだ服を着たままの小さいお尻を俺のチンポにすりすりしてくる。もうダメ、今夜が俺の命日です。恋人がエッチすぎて涙がでてくる。こんなことってあるんですねクソッタレの神様、ありがとうございます。クソやろう。
「他事を考える余裕があるならまだまだ大丈夫だな?」
 くつくつと笑いながらハンゾウさんはジャージを咥えて裾を胸元まで上げると同時にパンツの方も下げ、ガキの頃見て千切れるほどマスをかいたプレイメイトみたいな格好をしてみせる。
「……?」
 赤い繊細なレースが腰骨の辺りから下へ伸び、その先にはヒイラギ?ヤドリギ?なんだか分からない綺麗なやつと薄い布で隠れているような隠れていないようなハンゾウさんのペニスが俺の前に晒される。
「ひぇ……」
 あまりの事に固まってしまった俺にハンゾウさんは小首を傾げるもすぐにまたエッチな悪魔みたいに笑う。俺のチンポが完全に勃ち上がってハンゾウさんのお尻を叩いたのだ。
「気に入ったようだな?それは重畳、儂も気張った甲斐がある」
 そう嬉しそうに言うと邪魔になったジャージを脱ぎ捨ててセクシーな下着と靴下だけを身につけていやらしく微笑む。
「……上はつけてないんですね?」
 完全にパニック状態の俺の口からさらに訳の分からない言葉が飛び出してさらに慌ててしまう。
「えっと、いやそうじゃなくて……!」
「なんだ、そちらも着けて欲しかったのか?また次の時にな」
 そうくすくすと笑うハンゾウさんに腹の奥の黒々とした何かが疼く。グッと腰を突き上げると俺のチンポを弄んでいたハンゾウさんが驚いた顔をする。それで少し気分が良くなり続けて何度かその動きを繰り返す。段々と中を俺ので突かれている感覚を思い出してきたのか、ハンゾウさんの金色の目がとろんと艶めいていく。
「ふッ、ハンゾウさん、欲しくなってきた?」
 調子に乗った俺がそう言うとハンゾウさんはうっとりとしたまま俺に笑いかける。それがあんまりにも綺麗でいやらしいので俺は忽ち自分の負けだと分かってしまう。
「あー、くそ、ハンゾウさん、いれさせて、いれたい、あなたの全部をください」
 グッドボーイ、そう唇の動きだけで囁くと顔を寄せて深いキスをくれる。夢中でハンゾウさんの唇とその中を舐めたり吸ったり噛み付いたりしていると不意に口づけを止めたハンゾウさんが起き上がってまた悪戯っぽく笑う。あ、やばいこれ。そう思った瞬間ハンゾウさんのエッチな穴にチンポが全部呑み込まれた。目がチカチカする。なんだこれ、こんなの、こんな、うそでしょ?しばらく上を向いて声もなく喘いでいたハンゾウさんがゆっくりとこちらを向く。
「ほんに愛い子じゃ」
 そう歌うように呟くハンゾウさんに、中にぶち込んだ衝撃で射精してしまったことも忘れて俺はリボンを引きちぎる。そのままハンゾウさんを組み敷いて、ぐちょぐちょの穴に入れて、出す、入れて
出す。勢いづいて抜けてしまったチンポをよだれをたらして欲しがっている穴の奥までまた一気に突っ込む。馬鹿になったみたいに腰を振りたくる俺が面白いのかハンゾウさんは愉快そうにいつもより高い声で喘ぐ。
「んッ……きもち、いぃな、こーる」
「はい、はい……!」
 泥濘に全身呑み込まれてしまったような気持ちよさに溺れていく。そっから先はマジで記憶が無い。悔しい。本当に悔しい。
─────────
 誰かが顔を撫でたりくすぐったりしている。やめてほしい、まだまだこの優しいまどろみに浸っていたい。手を顔の前あたりで振り回すと楽しそうにその誰かが笑う。
「起きたか?コール」
「ん……?はんぞーさん…………?」
「そうだ」
 慌てて起き上がると、カーテンの隙間から差し込む朝の光が目に痛くて瞬きを繰り返す。またハンゾウさんが笑う。
「夢?」
「何がじゃ」
「え?いや昨日……え?何?」
「夢では無いぞ」
 しなやかな身体に白いシーツだけを纏わせてベッドに横たわるハンゾウさんが掲げている指先にぶら下がっているのは紛れもなく昨日彼が履いていたランジェリーの残骸だった。
「まさか……」
「うん。高かったのだがな、このざまよ」
「すみません……」
 即座に謝ってしまうが思い返してみれば俺はそんなに悪くないのではないか?というかほんとに夢では?でも精子空っぽの感覚だな?と目を白黒させているとハンゾウさんが遂に声を上げて笑う。
「如何じゃった、儂のプレゼントは」
「プ……、え?」
「少々早いがホリデーギフトというやつじゃ」
「はぇ……?は!?ど、どこでこんな知識を!?というかプレゼント?え?え?」
 うむ、と重々しく話し始めたハンゾウさんの話を聞いてみると、11月末頃からどこもかしこも浮かれたムードなのが気になり本屋やネットで調べに調べたところ、正しい知識のほかに12月は愛の季節❤︎プレゼントはあなた自身❤︎というようなイカれた記事に辿り着きそれを決行したと。そういう次第らしい。
「えっありがとうございます……。でも何で当日じゃないんですか?」
「そりゃ当日は家族みんなで過ごすものじゃろう」
 至極真っ当なことを言われてしまい、くるくると目を回す俺には悪のインターネットとエッチな雑誌を呪うことしかできない。
「幼い頃この時期になると塞いでおっただろう、お主」
 優しい声がほとほとと降ってきて抱えた頭を外しその声の主、ハンゾウさんを見つめる。
「何となくは察していたが実際に調べてみてな、その理由が分かったのだ。せっかくこうして会えるようになったのだからお主に何かしてやりたくてな」
 迷惑だったか?そう殊勝そうに言うハンゾウさんに俺は押し黙る。そりゃまあ、ガキの頃はね?でもさあ!でもねぇ…………、うん……。
「……です」
「ん?」
「嬉しかったです!!!めちゃくちゃ最高でした!!」
「うはははは!それはよかったよかった!」
 からからと笑うハンゾウさんをじっとりと睨め付けるが勝敗などあってないようなものだ。もう、大好き、大好き!
「ぶらじゃあは来年な?」
「あぅ、ぐ、う……!ッよ、よろしくお願いします…………!」
 エッチな恋人に完全に敗北した俺に言えることはそれだけであった。

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本当に何もないエッチしてるだけのコルスコ
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 食後にハンゾウさんが淹れてくれた極上のコーヒーをお供に、何気ない素振りでハンゾウさんを抱き込む形でソファに座り一緒に映画を見ている。ちょくちょく彼の首筋に顔を埋めて幸せを感じるとても甘くて幸せな時間を過ごしている、と思っていた俺をハンゾウさんが憮然とした顔で振り返る。なにか気に触る様な事をしただろうか?胃に氷の塊が落ちてきたような気がする。
「コール、お主」
「な、何ですか?」
「お主は良い子すぎる。たまには俺にも甘やかせてくれぬと困る」
 ああ、よかった……。と安堵すると同時に思いの外嬉しくなってしまう。そうか、頼れる大人には甘えてもいいのだ。一度キンキンに冷えた腹の中が今度は蝶々が舞っているかのようにくすぐったくなる。
「んー、じゃあ俺のお願い聞いてくれます?」
「うむ」
「俺が聞いたことに全部答えてください」
 ハンゾウさんはそれを聞いて面食らったようだった。
「そんなことでいいのか?では構わぬよ」
 思わずにっこりと笑ってしまう。ほんとに全部答えて貰いますからね。
「ぁ、あ、ンぅ……」
 艶かしく俺の下で身体をしならせるハンゾウさんの乳首にふぅ、と息を吹きかける。
「教えて、どっちをいじめてどっちを優しくするか……」
 そう囁きながら筋肉が美しく張り出した胸のふくらみの縁をじっくりと揃えた指の腹でなぞる。開発すればここだけでイけるというのは本当だろうか?
「は、そんな、こぉる……」
「ダメですよ、そんな可愛い声出しても。選んで、ハンゾウさん」
 恥じらいで目の端を赤く染め上げ、涙の膜が光る様を見ている。この美しい人が俺のことを愛してくれているなんて奇跡の様だ。
「ん、ん……、み、右を」
「うん」
「、はぁっ、クソ……右を、ひ、酷く、してくれ……」
「……了解です」
 そう言うと彼の額にちゅっと音を立ててキスをする。そして右の乳暈をそっと摘み上げる様に撫でて先端を硬く尖らせる。それと同時に左の乳暈をくるくると親指で撫でる。そのまま硬さを増した中心も優しくこする様に撫でる。それだけでハンゾウさんの息は忙しくなってきた。
「じゃあそうしますね」
 言うが早いか左の乳首に唇を当ててふにふにと愛してあげて、それとは反対に右の乳首を強く指で摘み上げる。
「んぅ!ぁ、ぁ……」
 色めく吐息にくらくらしながら今度はしこった先端に爪をたててぎゅうと押し込み、反対側は口に含んだままざらついた舌で舐め上げる。ハンゾウさんは少し被虐趣味がある、というのが最近の気づきだ。そんなの燃え上がるに決まっている。
「アァ!ひぅ、こーる……!」
「気持ちいい?ハンゾウさん」
 素直に何度も頷く彼が愛しくて今度は唇に吸い付く。差し出した俺の舌を追って彼がキスをせがむ。される側はたまったものではない。何度も角度を変えながらキスをする間も俺の指は忙しなく彼の乳首を玩ぶ。俺のだ液でぬるつくそこを摘んで、擦り上げて、押し込んで。かと思うと快感で固くなった先端を引っ掻くように掠めて何度も焦らす。手のひらで胸の脇を撫でながら唇で乳首に吸い付き、子犬の様にハンゾウさんの鼻が鳴るのを聞きながら軽く歯を当てる。
「あぁッ!」
 これはもう乳首だけで絶頂するようになるのも時間の問題だな……。などとどこか冷静に思うと、もっと不埒な考えが浮かんだのでそのままそれを実行する。
「ハンゾウさん教えて、もっと乳首する?それともお腹の中俺でいっぱいにする?」
 そう耳に囁きハンゾウさんの身体を撫で下ろした手で下腹を少し力を入れて押す。いやいやをする子供のように首を振る様が愛らしいが約束は守って貰わなくては。
「どっち……?」
「ァ、う……、ン!…ど、どっちも、どっちもしてくれ……」
 小さな声が耳に届いた瞬間に唇を合わせる。そのまま手探りでジェルを握り、起き上がって舌なめずりをして笑う。
「愛してます、ハンゾウさん」
 照れたのか腕で顔を隠してしまったけれど、大人しく股を開いて待っているようすに胸が喜びで跳ねる。手にたっぷりとジェルを取り、それを纏わせた指の腹で貞淑な窄まりを撫で回す。そうしている内にそこは少しずつ俺を受け入れようと綻んでくる。俺が、この人の身体を、作り替えたのだ。
「指を挿れますね……、気持ちいいところ、教えて下さいね」
 ひぃ、と息を吸うハンゾウさんが愛しい。身体はすっかり俺のことを受け入れていても恥ずかしいらしく、そんな風にされると頭に血が登ってしまう。ZENの呼吸を整えて指を沈めていく。切れ切れの喘ぎを聞きながらゆっくりと指の数を増やしていく。
「ハンゾウさん、どこを引っかいて欲しい?それともここトントンして欲しい?」
そう言いながら増やしていった指の腹でハンゾウさんの弱いところを撫でてやるとぷっくりとそこが膨らみ出した。
「あ、ぅあ、も、いじわるするな、こぉる……!」
「かわいい、ハンゾウさん…」
 正直限界が近い俺は名残り惜しそうに吸いつく媚肉から指を抜き、とっくに臨戦態勢の己のペニスにスキンを被せる。その一連の動きを見ていたハンゾウさんの期待が高まっている空気がひしひしと伝わってくる。普段はできるだけ自分をコントロールしようとしているのか俺を求めるような素振りはあまりない。喘ぎ声だってあえかなものだ。お願いしたとは言えあまりに素直に求められて目眩がしそうなほど興奮する。
「奥まで、一気に、突っ込んでいい?」
「だ、だめ……だ、おかしくなる、からぁ……」
「どうしてもだめ?」
 見たいな、ハンゾウさんのおかしくなっちゃうところ。そう囁きながら綺麗な耳に口づけを繰り返し、戯れに張り出したところを舐めたり唇で咥えたりする。
「ん、んッ、ずるい、こーる……」
 そもそも今夜の趣旨は俺を甘やかすことだったのを思い出したのか、普段あれほど毅然としたハンゾウさんが俺のせいでふにゃふにゃになっているのはとても可愛い。ダメ押しとばかりに小さく口を開いた後孔に先走りが溢れてきた自分のペニスの先をあてがう。くち、と淫らな水音が立ちまた一つ腰が重くなる。
「〜〜〜ッ、好きにしろ……!」
 ヤケを起こしたのか、彼は後ろに倒れ込んでそう宣言した。ありがと、と少し不貞腐れたような頬に軽くキスをして改めて俺よりずいぶん華奢な腰を掴み直すと、自分でも引くほど怒張したペニスをぐちゅぐちゅの穴にどすんと突っ込む。ああ、やばい。トんだ。
 犬が水を払うみたいに頭を振ると、同じくぶっ飛んだらしいハンゾウさんにベッドに放ってあったペットボトルを取り、口移しで何度か水を飲ませると意識が戻ったはいいがとろんとしたままのハンゾウさんと目が合う。中はずっとイっているのか軽く蠕動している。乳首に口付けすれば面白いほどにうねって俺のペニスに絡みついてきた。もう俺の腰から下は甘い熱で溶けて消えてしまったのかと思う。
「ごめんね、でもめちゃくちゃ気持ちいい……」
 しあわせ、そう言ってふにゃりと笑いかけると、ハンゾウさんが呆れた様な顔をしながらも吐息で笑い、噛み付く様にキスをしてくる。腰を緩く振って熱い熱い彼の身体の中を味わい尽くしながら舌を絡め合い、揉み合い、吸い上げる。突き上げるのと同じリズムで溢れる声にすら食いつき咥内を蹂躙する。
「は、こら、息が、できんだろう…、んっ……」
「好きです、ハンゾウさん、好き、大好き」
「ぁ、あ、う、……ァ!ん、ぅ、あ、こーる、こぉ、る……!」
 金色の瞳が官能に蕩けて、きっとこの世のどんな宝石よりも美しい。もっともっとその目を艶やかに潤ませて俺のことを求めて欲しい。甘やかされるって、欲望が膨らむ一方だ。なんていう特権だろう!いったいどこまで許されるのかな?などという疑問がよぎったが今回はさすがに収める。おいおいその辺りは探っていこう。
「ハンゾウさん」
「ぁ、ア!んぅ……なに、なんだ、こーる……、ぁ……」
「キスして」
「ん……」
「ぅ……、あれ?」
 ベッドの上で手を伸ばすとハンゾウさんがいるはずの場所が空っぽで、寝ぼけたまま起き上がった。辺りを見回すと足の横に布団の塊が転がっている。
「ハンゾウさん何してるの?」
 笑いながら布団の中に潜り込もうとするが、丸くてふわふわの見た目ながらガードが堅い。さすがは白井流といったところか。侵入を試みるのを一旦止めて聞き取り調査を始めた。
「……、…………!……」
 どうやら昨日の痴態を(俺にとっては最高でしかなかったが)思い出して俺に合わせる顔がないらしい。何それ。可愛過ぎて泣きそう。
しかし布団に潜ったままだと俺の大好きな人が窒息しかねないので再び侵入を試み、今度は無事成功する。
「ハンゾウさん」
「………………なんだ」
「俺、すごく嬉しかったよ。あなたにお願い聞いてもらって。あんまり他の人に甘えるって経験なくてさ、だからすごく感動しちゃった。ありがと」
 そう言って小さくキスをする。ばさ、と布団が捲られて外の少しひんやりとした空気に一息つく。
「……それなら良い。あまり我慢するな、体に悪いからな」
 ぼそぼそとそんなことを呟いたハンゾウさんを抱きしめる。
「じゃあまたやろうね!」
「!?」
 そんなに頻繁にはできない、というようなことを言っているらしいハンゾウさんを抱え直し、素晴らしいぽかぽかの天気の中俺は二度寝を決めたのであった。


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