診断メーカーさんからの
貴方はテリナンで『寂しい、と呟いて』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/587150
から
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁ、あ……っ、もう、もう無理だ……!」
「何言ってんだ、っ、あんた、まだ軍隊式のトレーニングしてるだろ、は、もっと付き合ってくれよ……っ」
「うぁぁああッ!」
十も下の男に好きなように抱かれ、みっともなく嬌声を上げている。なにが嬉しいのか知らないが女性のように柔らかくもない腹を撫でる、その感触にさえずくずくと快感を煽られ、己のはしたなさに涙が滲む。
「ああ……あんたのその顔、きれいだ」
そううっとりと言いながらも抽送を止めない動きは、しかし男の与える印象よりはゆっくりとしていて私を労るようなものだった。まるで愛されているのではないかと自惚れそうになる。欲にまみれたその精悍な顔を見ていられずに顔を背けたが、それを望んでいたかのように彼は晒された私の首筋に舌を這わせ、鎖骨に歯を立てる。そのまま意地悪な唇は徐々に下がって行き、大して膨らんでいない私の胸の頂きを含み、歯を立て、指で摘まみ擦り上げる。
その刺激に耐えられず耐えきれなかった涙を零しながら何度目かわからない絶頂を迎える。
それだと言うのに律動を止めない男に翻弄され、何時しか私は気をやってしまった。
ふと目が覚めてから飛び起きた。いない。
きしむ身体とぼやけた頭のままシーツを探っていると人の気配がして目を向けた。彼はそこに立っていた。水を飲んでいただけらしい。
そっと息をついて見ていると裸足のぺたりという音を立てて近づき言う。
「探したか?」
「え……、ああ……」
間の抜けた返事をする私の隣に彼は座った。水はベッドサイドに置かれた。先ほど飲んでいたボトルと、おそらくは私のぶんのグラスと。
「寂しかった?」
そう言っていたずらっぽく眼を細めると、声色を真面目なトーンに落とし続ける。
「言って。マイケル。一人だとどうなのか」
頬を撫でながら言う。
人生の折り返しに来た男の、今まで築き上げた矜持すら取り上げようというのか。
「……寂しいよ」
だから一人にするな、と言う泣き言は彼の熱く滑らかな口内に消えた。優しくて甘くて酷い男。そんな男に捨てられたくなくて縋る惨めな私。
それだと言うのにその男は私を抱きしめてベットに沈み込み、心底幸せそうなため息をつく。
「やっとあんたを手に入れた」
ばかな男。とっくにお前のものだって言うのに。心臓が痛くて眼に水の膜が張った。
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「はぁ、あ……っ、もう、もう無理だ……!」
「何言ってんだ、っ、あんた、まだ軍隊式のトレーニングしてるだろ、は、もっと付き合ってくれよ……っ」
「うぁぁああッ!」
十も下の男に好きなように抱かれ、みっともなく嬌声を上げている。なにが嬉しいのか知らないが女性のように柔らかくもない腹を撫でる、その感触にさえずくずくと快感を煽られ、己のはしたなさに涙が滲む。
「ああ……あんたのその顔、きれいだ」
そううっとりと言いながらも抽送を止めない動きは、しかし男の与える印象よりはゆっくりとしていて私を労るようなものだった。まるで愛されているのではないかと自惚れそうになる。欲にまみれたその精悍な顔を見ていられずに顔を背けたが、それを望んでいたかのように彼は晒された私の首筋に舌を這わせ、鎖骨に歯を立てる。そのまま意地悪な唇は徐々に下がって行き、大して膨らんでいない私の胸の頂きを含み、歯を立て、指で摘まみ擦り上げる。
その刺激に耐えられず耐えきれなかった涙を零しながら何度目かわからない絶頂を迎える。
それだと言うのに律動を止めない男に翻弄され、何時しか私は気をやってしまった。
ふと目が覚めてから飛び起きた。いない。
きしむ身体とぼやけた頭のままシーツを探っていると人の気配がして目を向けた。彼はそこに立っていた。水を飲んでいただけらしい。
そっと息をついて見ていると裸足のぺたりという音を立てて近づき言う。
「探したか?」
「え……、ああ……」
間の抜けた返事をする私の隣に彼は座った。水はベッドサイドに置かれた。先ほど飲んでいたボトルと、おそらくは私のぶんのグラスと。
「寂しかった?」
そう言っていたずらっぽく眼を細めると、声色を真面目なトーンに落とし続ける。
「言って。マイケル。一人だとどうなのか」
頬を撫でながら言う。
人生の折り返しに来た男の、今まで築き上げた矜持すら取り上げようというのか。
「……寂しいよ」
だから一人にするな、と言う泣き言は彼の熱く滑らかな口内に消えた。優しくて甘くて酷い男。そんな男に捨てられたくなくて縋る惨めな私。
それだと言うのにその男は私を抱きしめてベットに沈み込み、心底幸せそうなため息をつく。
「やっとあんたを手に入れた」
ばかな男。とっくにお前のものだって言うのに。心臓が痛くて眼に水の膜が張った。
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