男と女の不都合な真実のマイク・チャドウェイ×幸せのセラピーのビル・アンダーソン

※ビルたゃがあまりにもちょろっちょろで♥とかついてます



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 何故この男と会うことになったのかさっぱり分からなかったが、ともかくビルは男とカフェで一緒にコーヒーを飲んでいる。この男と言うのは目の前に座っているマイク・チャドウェイだ。
「きみみたいな有名人と会うなんて変な感じだ」
「俺もあんたみたいなネットアイドルに会うなんて初めてのことだよ」
 そう言ってチャドウェイは笑った。
 そうなのだ。ビルは兄に勧められたTwitterで日常を呟いているだけでいつの間にかフォロワー数30万人のネットアイドルになってしまっていたのだ。
「ネットアイドルなんて言うなよ……きみがフォローした時から急に増えただけだよ。なんできみ、僕と会う気に?」
「ビルがかわいいからな」
「か、かわ?」
「ま、それもあるけど。ただ……なんか恥ずかしいな、前の彼女と、けっこうな大恋愛だったんだけどさ……まあ結局別れて。で結構くさくさしてて、そんな時にさ、ビルののーてんきなアイスが美味いのどーのとか青空がきれいだよーとか幸せそーな笑顔でツイートがさ、なんか凄い……救われた?みたいな。あんたがすげえいい人なんだなって笑ったりしてさ。それでフォローしたんだけど……迷惑だったか?」
「いや、変な人も増えたけど、良い人も増えたから……。割りと感謝してるよ。それにきみとはなんでか馬があったしね」
 そうビルが言うとチャドウェイは安心したみたいに微笑んだ。チャドウェイはテレビで見るよりよっぽど優しそうで、ビルはこの人と会ってよかったな、なんて思っていた。次の台詞を聞くまでは。
「ビルのツイートに足りないのはセクシーさだな。教えてやろうか?」
 そう言ってチャドウェイは見る者全てがときめくような、(もちろんビルも)笑みを浮かべた。
「せ、セクハラじゃないのか」
「全米をフラフラしてるんなら色っぽい話もあるだろ?」
「ないよそんなの!」
 チャドウェイは大げさに驚いた顔をして言う。
「冗談だろ?あんたみたいにかわいい人が?」
「か、かわいいっていうな!」
「今までやったこと無いことに挑戦してるんだろ?男との恋愛は?」
 ビルの言葉をまるっきり無視してチャドウェイはビルの手に自分の手を重ね、指で擽る。心臓がうるさかった。
「教えてやろうか?」
「やだよばか」
 そう言ったあとは世間話なんかをして、また会う約束をして二人は別れた。ビルはホテルのフカフカのベッドに埋もれながら今日の事を思い出す。まあ、かわいい、とかいい人、とかあんなハンサムに言われるのは嫌ではなかった。

 それから何度かデート、そう普通の男同士で遊ぶのとは明らかに違うものを繰り返す内に、ビルはチャドウェイの事を徐々に解り始めた。
 チャドウェイが下ネタを言うのはただみんなが喜ぶから。女好きを公言しているのは誰も傍にいない孤独が怖いから。そして、なんと、そんな彼は自分にだけは誠実だということ。そんなわりと見た目にそぐわないナイーヴな男前な彼に口説かれるのは案外気分のいい事だということ。
 はた、とビルはチャドウェイのことばかり考えている事に気づく。まさか、そんな。
 慌てて兄に電話を掛ける。
「やあビル。人生楽しんでるか?」
「そうは言えないかも……」
「どうした?」
「ぼく、ぼくもゲイかも」
「え!?どうした急に」
「最近会ってる男友達に惹かれてるような気がするんだ!どうしよう……」
「ふーむ。まさかビルがねえ……。ジェスとはセックスできた?」
「うん」
「他の男と恋に落ちそう?」
「ううん」
 そう言うと兄は面白そうな声で言う。
「じゃあ、その彼だけが特別なのかもな」
「そ、そう……なのかな……」
「なんか心理学じゃ一人の同性に恋したってゲイとは言わないって研究もあったらしいし、まあそんな深く考えなくていいだろ。いい男か?」
「……うん」
「上手く落せたら俺達にも紹介しろよ?」
「ふふ、分かった。ありがと兄さん」
「もしダメでも慰めてやるからな。じゃ、頑張れよ」
「うん、ありがとう。Bye、兄さん」
 電話を切ったビルはなんだかふわふわしていた。そうか、自分は恋に落ちたのか。誰かに恋するなんて、最後はいつだったかも覚えてない。妙にくすぐったい気持ちのビルだった。

 バーにでも行かないか、チャドウェイにそう言われて一も二もなく同意した。彼が選んだ店は恋人たちが行くのにピッタリの店だった。彼を意識してしまってビルは妙に緊張する。
「いい店だろ?」
「そうだね、女の子が喜びそう」
「ビルは?」
「え?もちろん嬉しいよ。チャド」
「良かった、今夜あんたに告白する気だからな」
 チャドと呼ぶようにした(なにしろ知り合いにマイクが多すぎる)チャドウェイの爆弾発言にビルは目眩がした。女好きのマイク・チャドウェイが?自分に告白?もしかして両思いというやつなのか?ビルはいつもはのんびりしている自分の脳みそをフルスピードで稼働させる。しかし顔に血液が集まって真っ赤な顔になるのは止められなかった。
「本気で、言ってるのか?冗談なら笑えないぞ」
「冗談じゃないさ。ビルに惚れてるんだから。とっくにね」
 その後の酒は記憶が無い。ビルはずっとチャドウェイの甘い台詞に気のない相槌を打ちながら、自分も好きだと彼に言うべきかどうかずっと考えていたのだ。
 結局ビルは恋心を伝えられず、ホテルまで送ってもらった。
「じゃあな、ビル」
「うん……」
 そう言うのがやっとなビルの顔を見てチャドウェイは笑った。
「ビル、あんたキスして欲しそうな顔してる。俺を紳士でいさせてくれよ」
 そう言ってチャドウェイはビルの口唇を優しく撫でて素早く頬にキスをした。
「じゃ、またな」
「うん、じゃあね」
 去っていくチャドウェイの後ろ姿を見てビルは自分の口唇に触れた。別に紳士じゃなくていいのに、そう思いながら。

 数日後、美味しいイタリアンの店を知ってるから一緒に行かないか?そう懲りずにチャドウェイに誘われ、ビルは複雑な気持ちで了承した。チャドウェイが選んだ店はこじんまりとしているが清潔で本格的な出て来るカプレーゼもボロネーゼもマルゲリータも全てが美味い店だった。
 食事を満喫した二人は食後酒を飲みながら妙に甘ったるい空気で話をする。
「突然誘ったのに悪いな、なにか用事は無かったのか?」
「うん、まあね」
「まあ、ビルも俺に惚れてるもんな」
 そう言ってチャドウェイは脂下がった顔でビルを見る。
 言われた方のビルはあまりにもびっくりしてチャドウェイを見つめてしまう。まさか、ばれていたなんて。慌てて否定するもチャドウェイの笑みが深くなるだけだった。
「う……、まぁそうだけどさ……。気持ち悪くないの?女好きのくせに」
「まさか!俺はビルに惚れてるって言っただろ?あれは本気だぜ」
そう言ったチャドウェイはちょっと驚くぐらいセクシーで、ビルの頭はポーッとなってしまった。
「はは、ビル、そんな顔してっとマジで食っちまうぞ」
「……いいよ、食べても」
 そう呟くとビルの頬に血が集まって顔が桃色に染まる。今までの人生は何だったのか、自分はこんなに大胆になってしまったのか、と思った。そしてそれはなんだか妙に清々しかった。

  二人で手近なモーテルの部屋になだれ込み、口づけを繰り返しながら服を脱がせ合う。そうして裸になった二人は交接のようなキスを交わし続け、お互いの唾液を啜り合う。
「キスが好き?」
「すき……ん、すき、きもちいい……」
「もっと気持ちよくなろうな、ビル」
 チャドウェイは小さく笑い、軽いリップ音を立ててキスをしてベッドに寝転がったビルの足の間に移動する。そしてビルが止める間もなく下着を剥ぎ取ってビルのどんぐりを咥えきつく吸い上げる。ヘテロで女好きだったのが嘘のようにビルの男性器を咥えるのに興奮してしまう。
「ひぁ!ゃ、ンッ!ッ……!んぅうっ……!……ッ!はっ、く、ゥ……ん!」
 あまりに反応が良くてチャドウェイはくすりと笑ってしまった。
「……ん、フェラ初めてってわけじゃないくせに」
「や!そ、けど、ぁ!喋んなぁあ……ひん!ぁ、こんな、こんなの知らな、んぅう❤イッちゃ、……んあアッ」
 それを聞いてチャドウェイはビルのかわいいどんぐりの鈴口を舌を尖らせグリグリと刺激する。
「ひ、ぁあああ……ッ!!!」
 初めて味わう男に与えられる快楽は理解し合えるだけに的確に与えられる責めにもう耐えられない、とばかりに声を上げてビルは達する。そしてそのどんぐりから発射された白濁液を嫌がる素振りも見せずチャドウェイは口に全て収め、ビルに顎を固定して口を開かせキスで唾液混じりのそれを飲ませる。
「ん、ぁ、やだ、不味ぃ……」
「っ、は、興奮してるくせに。……ビルはエッチだな?」
「んぁ……」
 チャドウェイの言うとおり、喉を鳴らしながら膝に乗せられたビルはまた元気を取り戻しかけているどんぐりをチャドウェイのペニスに腰を揺らして擦りつけ、快感を得ようとしている。
「……はぁ、ビルの身体どこもさわり心地いいな……」
「気にしてんだよぉ……言うなぁ、ひゃ!」
 ビルが文句を言っている間にチャドウェイは鍛えてると言うわりにはふわふわの胸に何度もキスを落とす。
「なんで?すげえカワイイよ」
「い、んんッ、〜ッ!そこダメぇ……っ」
 チャドウェイのキスが胸の桃色のぷにぷにとした頂きに達すると、ビルの口から甘い悲鳴が上がる。
「感じる?」
「ん、んぅ……、ゃ、ん、くぅ……んッ!だめ、だめいっちゃうっ……ァア!」
「誰に開発されたんだ?……妬けるな、元妻?」
「ちが、んんッ、あ!は、ん、自分で、あ!ゃああああッ!!」
 答えた瞬間に、既に赤く硬く勃ち上がったそれを強く吸われチャドウェイの歯が先端を掠め、嬌声があがる。それと同時にビルは信じられないほどの快感に溺れる。
「ほら、こっち触っていつもどうやってるか見せてくれよ」
「やだ、よぉ……ばかぁっひ、んぅッ!!あああ!」
 片方に柔く噛みつかれ、もう片方に自分の指を無理やり触らされビルの頭が痺れる。もっとむちゃくちゃにしてほしい。もっと。そう思って自ら強く乳首をつまんでしまった。
「やぁああああああアッ❤❤」
「あぁ、ビル、最高だ……かわいいよ」
 チャドウェイはそう言うと全身がが痺れているビルの頭を撫で、ベッドに押し倒す。そしてビルに自分の足を大きく広げて抱えさせる。そしてレストランから拝借したオリーブオイルの小瓶を取り出し、ビルの慎ましい穴を撫で広げ注ぎ込む。
「ぅ、あ、やだぁ、気持ち悪ぃ……」
「すぐに気持ちよくなる。覚悟しろよ」
 そう言ってチャドウェイはキスのせいで赤くなった肉感的な口唇を舐めあげ、ビルの後孔に指を侵入させていく。
「んぅ、ゃ、何ぃ……やだぁ、うぅ、ん……、ああッ!!!?」
「ここ?」
「ゃだあ!あ!へん、へんん、ぅあぇ、なにこれぇ……ッ❤!!ひぁあ……や、腰、が、びりびりす、る!ぅ!!!ひんッ❤❤」
 チャドに的確に前立腺を責められ、ビルは赤く腫れたどんぐりからダラダラと透明な蜜を垂らしている。それを見て自分にすがるビルの肩にキスして充分に柔らかくなったビルの秘所にペニスをねじ込み、ビルを激しく穿つ。
「!!!……ッウ!!ひ、ああ!や!ひ、ちゃ、ど!や、あっあっあっあ!」
「は、ッ!」
 熱い息を吐くチャドウェイの短髪にビルは指を絡ませ縋る。こんな感覚は、知らない。
「ひんっ、ゃああちゃど、怖いぃいい……!!」
「ビル、大丈夫ビル、俺は、っふ、あんたが気持ちいいことしかしない、な?」
 そう言ってチャドは優しく頭を撫で、宥めるようにビルの額にキスをする。上の方では優しくされ、下半身では前立腺を突かれ、ビルはもう何がなんだか分からないまま与えられる快楽に溺れきってしまう。
「あ、ぁあ!待って、やぁ!あ!あぁ……ッ❤」
 チャドウェイは声をあげうねり締め付けるビルの肉壁を堪らず何度も何度も擦る。柔らかく誘うビルの肉壁による刺激で絶頂の予感にスキンをつけていないチャドウェイは何とかペニスを引きずり出し、達した。びゅっ、びゅ、びゅく、とビルの赤く腫れた狭穴に熱い精液がかかる。
「ひ、ゃああああああああんッ!!!!」
「は、嘘だろ……あんたぶっかけられてイッたのか……?」
 そうチャドウェイは頭を抱え言うと性感でフラフラしているビルを腰の上に乗せ、再び猛り立った己のペニスを興奮のままねじ込み、ビルの身体を揺すぶる。
「んあぁ!!ひぁ、や!ん!あ、ゃあ、ぅ!や、あ❤ぁああああ……ッ、ちゃど、ちゃどぉ……!!」
「クッ、ぁあ、ほんと最高……」
 チャドウェイは桃色に染まったビルの尻たぶを何度もこねくり回しては広げ、逃げる腰を掴み深く落とさせ穿つ。
「ゃあふ、んんッ!おしり、おしりやだぁぁぁ❤❤❤……んぅ、ん!ん!や、ア!きちゃう!きちゃうからあぁぁ!!おしりだめ……ッ!!!」
 そう甘い悲鳴を挙げてビルは許しを乞うようにチャドの顔のあたりにキスをどうにか繰り返す。
「は、っふ、ビル、ビルそれじゃもっとやってくれって、言ってるみたい、なもんだ、ぜ!」
「ゃああああああああああッ!!!!!」
 台詞を吐き終えると同時に奥まで抉るようにチャドウェイが突き立てると、ビルは悲鳴をあげて絶頂を迎えた。そしてチャドウェイは快感で震えるビルの手をどんぐりに誘導する。
「……ぅそ、んぅ、ぼく、ぼくせーしでてなぃ……?んぇ、なんでえ……」
「は、ビル、分かるか、あんた女みたいに後ろだけでイッたんだよ……」
 その言葉がビルの脳みそに届いた瞬間、ビルの身体を脳天から爪先まで電流が走り、チャドウェイを咥え込んだまま身悶えてしまう。
「うそ、うそぉ……❤」
「ぁあ……堪らないな……ビル、気持ちいいよ」
 そう言うチャドウェイに思わずビルは後ろをきゅぅうんと締め付けてしまう。そのうねりにチャドウェイは唸り声をあげる。
「ほんと?ほんとにきもちい?」
 官能で両足をガクガク震わせながらチャドウェイの両頬を包み瞳を見て必死にビルは言う。
「はは、ああ。あんたに惚れたのは、俺が先なんだぜ……そんな相手と、ん、ファックして気持ちよくないわけ無いだろ?」
 そう言ってセクシーに笑うチャドウェイにビルはもう堪らなくなってしまう。キスをしながら泣き声のような音色で言う。
「んッ、あ、ゃあ、ちゃど、好きぃいい、あン!や、ちゃどおしり止まんないぃい……!すき、好きチャド……、もっとして❤、もっときもちくしてぇ……❤」❤
「クソっ!ビル、もう優しく出来ないぞ……!!!」
 そう唸りながら言うとチャドウェイはビルを押し倒し、真上からお互いの恥骨がぶつかり音を立てるほど深く貫く。
「ひぅ!ぁあッ!う”、あぁ!んゃ、ちゃど、まいき、まいきぃい……!!」
「ハッ、ハッ、ぁあ、ビル!!!」
「だめ、だめ、そんな、あァ!そん、した、らぁ!ひぁああ!死んじゃ、しんじゃうううう……ッッ❤」
「はっ、はッ!俺とじゃ、嫌か?」
そう手を取って優しくキスされながら言われては、ビルの答えは一つだった。
「んへ、ふふ、それなら、ぁん!ん!いい、よぉ……ッ!ぁあああああッ!!!!!!」
チャドウェイが精を体内に放ったのを感じ、ビルの顔に自らの精液がぱたぱたとかかる。それは二人の情感をを煽るには十分すぎた。
「夜はまだまだこれからだぜ、ビル」
「うん❤」

その言葉通り、幸福な恋人たちの夜は更けゆくのだった。


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