診断メーカーの



ーーーーーーーーー−−−−−−−−−−

「おはよう」
「おはよ」
ベンはキッチンで朝食を作っているマイクの背中に抱きつく。
「パンケーキ?」
「ああ。好きだろ?」
「うん。あー」
覗き込んで口を大きく開けて指差す。
「わるい子だな」
そう言いつつもマイクは笑って指に生地をつけて差し出す。
「ん、美味しい」
「焼いた方が旨いだろ」
「つまみ食いが一番美味しいんだ」
ベンは笑いながら手元にあったバターをマイクに渡した。
「それ俺のシャツか。目の毒だな」
シャツの袖がぶかぶかなのを見てマイクは苦笑いする。
「わざとだよ?」
「ベ〜ン、勘弁してくれ、火傷するぞ」
何度見たって可愛い恋人の鼻をつまんで言う。
「後でな」
してやったり、という顔のベンにマイクの顔も綻びる。前はどんなに近くにいても手も握れなかったというのに、そう思いながらマイクはパンケーキをひっくり返した。


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