遅ればせながら聖ベンジャミン・アッシャー生誕祝い
ベン退任後初誕生日を迎えてマイベンが喋ってるだけ
ーーーーーーーーーーーー
「お誕生日おめでとうございます、ベンジャミン。あなたが生まれたことに最大の感謝を。あなたとあなたの親御さんに祝福を。あなたに初めて合った時から、あなたは俺の生きる理由、日々の規範、尊敬する相手。そして俺の愛そのもの。あなたがこの世に生まれ、出会えたことは俺にとっての奇跡ですベンジャミン。ああ、やっと伝えられた……」
「嬉しいよ、マイク。なんて素晴らしい贈り物だろう。正直に言って、私は今まで誕生日を特別だと思えたことが無かったんだ。ただ生まれただけじゃないかってね。勿論皆が祝ってくれるのは嬉しかったが……。しかしおまえに祝われて、初めて意味を持ったよ。こんなに嬉しいことはない。おまえは私の祝福、天に与えられたギフトだ、マイク。こんなに素晴らしいことはない……。愛してる、愛してるよマイク」
ベン退任後初誕生日を迎えてマイベンが喋ってるだけ
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「お誕生日おめでとうございます、ベンジャミン。あなたが生まれたことに最大の感謝を。あなたとあなたの親御さんに祝福を。あなたに初めて合った時から、あなたは俺の生きる理由、日々の規範、尊敬する相手。そして俺の愛そのもの。あなたがこの世に生まれ、出会えたことは俺にとっての奇跡ですベンジャミン。ああ、やっと伝えられた……」
「嬉しいよ、マイク。なんて素晴らしい贈り物だろう。正直に言って、私は今まで誕生日を特別だと思えたことが無かったんだ。ただ生まれただけじゃないかってね。勿論皆が祝ってくれるのは嬉しかったが……。しかしおまえに祝われて、初めて意味を持ったよ。こんなに嬉しいことはない。おまえは私の祝福、天に与えられたギフトだ、マイク。こんなに素晴らしいことはない……。愛してる、愛してるよマイク」
お題箱から
http://privatter.net/m/vvsm52
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ベンジャミンは震えるため息をついた。退任後のベンジャミンとマイクの二人は今日、やっと初夜を迎える。厳密に言えば在任中も性的な――周りに隠れて濃厚な口づけを交わしたり、こっそりとお互いの身体を撫で回したり、挙句の果にはお互いの雄を咥えたり、それを共に握り絶頂を迎えたりなどというーー少々お互いの職務に見合わない触れ合いはしていたが、今夜初めて二人は身体で繋がるのだ。
この時が来るのをそれはそれは待ち望んでいたベンジャミンは、ようやっと愛する男を迎え入れるために異物を体内に朝から挿れているのだった。その違和感に耐えながらも、マイクが何気なくベンジャミンをそっと撫でたり、優しく頭にキスされるだけで淡い官能が全身を満たす。今でこんなに感じてしまうのでは夜はどうなってしまうのだろう?そんな期待とわずかな怯えさえベンジャミンの鼓動を甘くときめかせるのだった。
ようやく夜になり、マイクと濃厚な口づけを交わしながらベッドに優しく沈められる。そうして身体中を熱く男らしい少しかさついた手で撫でまわされ、いよいよマイクのものになるのだという期待でベンジャミンは目を潤ませその先へと誘う。だというのに。
マイクは清廉で通っているベンジャミンに似つかわしくないグロテスクなそれを殊更ゆっくりと抜いていく。そしてあろうことかここに及んでまで厭らしくはくりとき蠢く蕾にそっと武人らしい太い中指を挿れ、優しくかき回す。
「うそ、ぁあ……、マイク、いやだ、んぁ、そん……、うぁ、早く、はやく……!」
そんな丁寧すぎて意地悪なマイクを抱え込み、在任中より少し伸ばしたその巻き毛に指を絡め、小さな口づけを繰り返し懇願する、愛しい伴侶の甘く悲痛な言葉に、マイクは困って眉端を下げて言う。
「ベン、あんたを傷つけたくないし、もうずっとずっと堪えてたんだ……、最高の思い出にしてほしい。もう少しだけ待って……」
そうベンジャミンの手のひらに口付け舐めあげながら言い、一度抜いた自らの指にローションを足して再び挿し入れ、その中指でふっくらと快感で膨らんだベンジャミンのふっくらとした前立腺を撫でる。その全てが、ベンジャミンを苦しいほどに追い詰める。
「ひぅアァ!や、ッ!あ!ぁ、そこ、そこだめっ!やぁ、んぁあ……、ぁ、それじゃ、なくてッ!!」
ぽろりと涙を流し甘ったれた声で再度懇願すると、マイクは困ったように笑い、言う。
「俺を受け入れられるくらいになったら、あんたを抱くよ、ダーリン……」
そう言いながら二本目の指を埋める。ぐちぐちといやらしい水音を立てながら指で念入りにかき回し、ベンジャミンを蕩けさせていく。確かに、自分の雄は立派すぎるものなのだった。
「ぁん、ひ、アァ……!やめ、マイク、マイク……!助け、頼む、っアッ!!!……ひぅ、ンぅ!ヒッ、あ!挿れて、お前、の、ンぁッ!挿れて、助け、あぁ!ゃ、やだぁ、んあッ!ァ、あッ!なか、欲しいぃぃ……!!」
限界まで広げ桃色に染まったベンジャミンの両脚はぶるぶると震えてしまっている。その哀れな輝く内ももに口づけてあやすように小さく笑ってからマイクはベンジャミンを軽々とうつ伏せにさせ、腰だけを高く上げさせる。そのあまりに卑猥なポーズをとらされても異議を唱えられないほどベンの頭は白く蕩け出してしまっていた。
ああ、ようやく願いが叶う、愛しいマイクを受け入れるのだ。そううっとりと考えていたベンジャミンの思いはあっさりと裏切られる。事もあろうにマイクはすっかり熟したベンジャミンの秘部を熱い舌で舐め上げる。
「ぁああああッ!そんな、そんな、ことするなぁッ……!!」
その言葉をさらりと無視してベンジャミンの淫靡に開いた穴に尖らせた長く大きい舌をねじ込んだ。熱くぬめるそれを迎え入れるのは初めての感覚で、羞恥と背徳感と、とんでもない被属感から来る官能で身悶えして逃げようとするのにマイクはベンジャミンの艶めかしいほっそりとした腰に指の痕が残るほど掴み離さない。
「ぅああッ!ひッ!嘘、うそだろまいく、そんなと、こ、やめろッ!アアアアアっ!!!!」
「ん、……ベン、ベン……分かるか?あんたのここ、俺に、絡みついて、っ、たまらない……」
舌を秘部から引き抜きそう切羽詰まった声で唸るマイクは四本目の指を挿し入れ、安々と広げる。
「マイク……!助け、頼む、っアッ!!!……ひぅ、あっ、あ!いやだ、からだが、ぅ!っァ、嫌、っおかし、んだ、まいく、まぃ……!助けて、まいく……ッ!だめ、だめッ……、腰、ひッ!びりびりす、ぅあああ……。んぁ、ぃや、だあっ!んっマイク、はやく、はやく犯してっ……!!!」
腰や脚ををかわいそうなほどにぶるぶると震わせながら告げるベンジャミンのあまりに直接的な懇願に舌なめずりをし、獰猛な瞳でうなじに噛みつきながら熱い息を吐く。
再びお互いが目を合わせられるようにマイクはベンジャミンを抱きかかえると、ごつッ、とお互いの骨がぶつかるような音を立てるほどマイクは己の脈打つ雄で狭隘の限界までベンジャミンの処女を貫いた。
「ッ、アァ!!っひ、はァッ、は、はっはぁあああ……!」
嬌声をあげ、朦朧とした瞳で意識を飛ばしかけているベンジャミンの頬をマイクは慌ててぺちぺちと叩く。
「ベン、ベン、大丈夫か?」
自信に満ちたい冷静なつもの瞳と違うっとりとした焦点の定まらない目で、何時になく甘い声でベンジャミンは言う。
「すごい……こんな、ぁあ、マイク、まいく……」
そうして二人はベッドに沈み、ベンジャミンは自分の指と手をマイクの首に回し、お互いの香りが混ざりあっているのが解るほど近くで口づけするように囁く。
「もっと教えてくれ……、どれだけ二人で、んぅ……、気持ちよくなれるのか、マイク……。愛してる……」
「クソ、あんた……質悪いぞ……!!!」
ベンジャミンは迎え入れている長大なそれに苛まれつつも少年のように笑って尋ねる。
「んぅ……、はぁっ、そんな、私は、っふ、んぅ……嫌いか?」
「何言ってんだ、世界中に叫びまわりたい、あんたらの信仰してる、ベンジャミン・アッシャーは俺のもので……、最高にいやらしいって」
そう言うとマイクは少しざらざらしたベンジャミンの喉仏に情熱的に口づけてうっとりと言う。
「ぁあ……想像してた通りだ、俺だけの……!!何度あんたの腹の中を想像してたと思ってるんだ……!」
そう興奮して熱く情熱的な声で耳に注ぎ込まれて、再び灼熱の楔の官能に苛まれているベンジャミンは叫ぶように言う。
「早くっ……はやく動け、まいく、はやく、しろッ!!!ーーーーーんぅあッ!ひぁああ!ぁう、そんっひぁああ!んアァ、まい、マイクぅうああ゛!ッや、んアァああああぁ……!あ、マイク、まいくっ!ぁぁああッ」
「はっ、はっ、あんた、どうなってんだ、……ッ!」
そう呻きベンジャミンのうねる媚肉に持って行かれそうになりつつも長年開発し今や赤く熟した、いつもなら桃色をして柔らかい乳首を吸い上げ、ベンジャミンのヴィーナスの与えたくぼみのある腰を回し、そこが蕩けるまで刺激する。
「ふうぅう……んっ!あ!あ!!ゃアァッ!!」
「っ、は、キツいか、ベン……?」
そう気遣う声ももうベンジャミンには届かない。
「あ、あっ!んぁあ、マイク、まいくッ……、そぇ、ぁう!いぃ、ぁう、悦いっ……ァッ!ッおっ、奥っ、すご、んぁ、マ、い、まいくぅ……!!」
それを聞き目の前に星が舞いチカチカするほどに興奮して、再び限界まで押し入る。そしてスキン越しなのにベンジャミンの体内を全て満たしかと思うほど欲望をぶち撒けた。そうして二人を稲妻が落ちたような甘い甘い絶頂を迎えた。
ベンジャミンの隣に転がり落ち、ベンジャミンの頬を慈しみに満ちた指の背で撫でる。そんな優しい仕草にさえ官能を煽られつつもベンジャミンはかけがえのないパートナーに少し掠れた声でうっとりと言う。
「……この時を何度も何度も夢見ていたよ、マイク」
「俺だって……。夢に勝てたかな?」
おどけて言う伴侶にベンジャミンは小さく笑みを漏らして続ける。
「もちろん……。それに、こんなにしあわせに、なるなんて、思っても、みなかった……。愛してる、マイク」
そう微笑むと、眼からぽろりと涙がこぼれた。
「おれも、俺もあいしてるよ……愛してる、ベン」
その美しい涙と言葉だけで強烈な快感に苛まれ、背を丸めてその甘美な痺れをベンジャミンはびくびくとやり過ごそうとしている。そんな健気な姿に煽られ、ベンジャミンを組み敷く。そうして赤く誘う少しとがったきれいな耳を舌で撫で上げ、吸い付き軽く歯を当てる。それだけで先ほどまで、これ以上ないほど奥に挿れられ絶頂を迎えた身体は、流れる涙が止まらないほどの快感を呼び起こされてしまう。理性など、とっく無くなってしまっていた。
「んっ、はふ、……んん!も、しつこ……ア!」
「でもいいんだろ?」
「そ……だけ、ど、ぅンッ」
小さく喘ぎながら言うベンジャミンを腕に閉じ込めたマイクは、目の前にある首筋から肩、鎖骨に所有の赤い証を刻んでゆく。それはピリリとした感覚だったが、痛みよりも歓びが優った。
「マイク、まいく、無理、もう欲しい……ッ」
「了解……」
そうギラギラした眼で言うと、ベンジャミンの腰の下に枕を入れる。
「脚を抱えて」
唯一自分に命令する男の言うままに太腿に手を添え、中心を見せつけるかのように大きく開く。ベンジャミンは被虐感と眼が回るほどの羞恥を覚えたその感覚は、信じられないほどの快楽を引き出すばかりであった。
淫靡な肉門にマイクの剛直が当たり、歓喜で波打つのを感じる。
ベンジャミンは一気に貫かれて叫び声のような喘ぎを出す。
「あ、あ、深、んァ!あ、ぁッそれ好き、んあ!好きっ、まいくすき……、好きっ」
涙を零しながらそう言うと、マイクはベンジャミンの耳元で官能的なため息をつく。
「んゃああああッ!!」
何度めかもう判らない絶頂で身体が痙攣してしまう。そんなベンジャミンをマイクはきつく抱きしめながらその精を搾り取るような狭隘から溢れるほどに己の白濁で満たした。
挿し込む朝日が眩しくてベンジャミンは眼を覚ました。いつの間にか眠っていたらしい。家中の甘く香ばしい香りが空腹を刺激する。
「おはよう、スウィーティ」
マイクがベッドまで迎えに来て額にそっと口付けてくれる。
「おはよ、何?すごくいい匂い……」
そうベンジャミンはマイクに訪ねてベッドから降りようとした。しかし。
「んぁ」
おかしな声を出してベンジャミンは足が砕けて床に膝をついてしまう。
「ベン!」
「ぁ、まいく、なんで、立てない……」
真っ赤な顔で見上げられ、マイクは愛しさで全身が一杯になってしまう。ぐっとすくい上げてベンジャミンを再びベッドに横たえ両頬にキスを落として言う。
「無茶させたから今夜はあんたを舐めまわすだけにするよ」
それに身体がゾクゾクしてしまったがどうにか堪えて薄い唇を子供のように尖らせる。
「この性欲おばけめ……」
「ふは、お互い様!」
そう言って二人はアップルパイよりも甘いとろけるような口付けを交わしたのだった。
http://privatter.net/m/vvsm52
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ベンジャミンは震えるため息をついた。退任後のベンジャミンとマイクの二人は今日、やっと初夜を迎える。厳密に言えば在任中も性的な――周りに隠れて濃厚な口づけを交わしたり、こっそりとお互いの身体を撫で回したり、挙句の果にはお互いの雄を咥えたり、それを共に握り絶頂を迎えたりなどというーー少々お互いの職務に見合わない触れ合いはしていたが、今夜初めて二人は身体で繋がるのだ。
この時が来るのをそれはそれは待ち望んでいたベンジャミンは、ようやっと愛する男を迎え入れるために異物を体内に朝から挿れているのだった。その違和感に耐えながらも、マイクが何気なくベンジャミンをそっと撫でたり、優しく頭にキスされるだけで淡い官能が全身を満たす。今でこんなに感じてしまうのでは夜はどうなってしまうのだろう?そんな期待とわずかな怯えさえベンジャミンの鼓動を甘くときめかせるのだった。
ようやく夜になり、マイクと濃厚な口づけを交わしながらベッドに優しく沈められる。そうして身体中を熱く男らしい少しかさついた手で撫でまわされ、いよいよマイクのものになるのだという期待でベンジャミンは目を潤ませその先へと誘う。だというのに。
マイクは清廉で通っているベンジャミンに似つかわしくないグロテスクなそれを殊更ゆっくりと抜いていく。そしてあろうことかここに及んでまで厭らしくはくりとき蠢く蕾にそっと武人らしい太い中指を挿れ、優しくかき回す。
「うそ、ぁあ……、マイク、いやだ、んぁ、そん……、うぁ、早く、はやく……!」
そんな丁寧すぎて意地悪なマイクを抱え込み、在任中より少し伸ばしたその巻き毛に指を絡め、小さな口づけを繰り返し懇願する、愛しい伴侶の甘く悲痛な言葉に、マイクは困って眉端を下げて言う。
「ベン、あんたを傷つけたくないし、もうずっとずっと堪えてたんだ……、最高の思い出にしてほしい。もう少しだけ待って……」
そうベンジャミンの手のひらに口付け舐めあげながら言い、一度抜いた自らの指にローションを足して再び挿し入れ、その中指でふっくらと快感で膨らんだベンジャミンのふっくらとした前立腺を撫でる。その全てが、ベンジャミンを苦しいほどに追い詰める。
「ひぅアァ!や、ッ!あ!ぁ、そこ、そこだめっ!やぁ、んぁあ……、ぁ、それじゃ、なくてッ!!」
ぽろりと涙を流し甘ったれた声で再度懇願すると、マイクは困ったように笑い、言う。
「俺を受け入れられるくらいになったら、あんたを抱くよ、ダーリン……」
そう言いながら二本目の指を埋める。ぐちぐちといやらしい水音を立てながら指で念入りにかき回し、ベンジャミンを蕩けさせていく。確かに、自分の雄は立派すぎるものなのだった。
「ぁん、ひ、アァ……!やめ、マイク、マイク……!助け、頼む、っアッ!!!……ひぅ、ンぅ!ヒッ、あ!挿れて、お前、の、ンぁッ!挿れて、助け、あぁ!ゃ、やだぁ、んあッ!ァ、あッ!なか、欲しいぃぃ……!!」
限界まで広げ桃色に染まったベンジャミンの両脚はぶるぶると震えてしまっている。その哀れな輝く内ももに口づけてあやすように小さく笑ってからマイクはベンジャミンを軽々とうつ伏せにさせ、腰だけを高く上げさせる。そのあまりに卑猥なポーズをとらされても異議を唱えられないほどベンの頭は白く蕩け出してしまっていた。
ああ、ようやく願いが叶う、愛しいマイクを受け入れるのだ。そううっとりと考えていたベンジャミンの思いはあっさりと裏切られる。事もあろうにマイクはすっかり熟したベンジャミンの秘部を熱い舌で舐め上げる。
「ぁああああッ!そんな、そんな、ことするなぁッ……!!」
その言葉をさらりと無視してベンジャミンの淫靡に開いた穴に尖らせた長く大きい舌をねじ込んだ。熱くぬめるそれを迎え入れるのは初めての感覚で、羞恥と背徳感と、とんでもない被属感から来る官能で身悶えして逃げようとするのにマイクはベンジャミンの艶めかしいほっそりとした腰に指の痕が残るほど掴み離さない。
「ぅああッ!ひッ!嘘、うそだろまいく、そんなと、こ、やめろッ!アアアアアっ!!!!」
「ん、……ベン、ベン……分かるか?あんたのここ、俺に、絡みついて、っ、たまらない……」
舌を秘部から引き抜きそう切羽詰まった声で唸るマイクは四本目の指を挿し入れ、安々と広げる。
「マイク……!助け、頼む、っアッ!!!……ひぅ、あっ、あ!いやだ、からだが、ぅ!っァ、嫌、っおかし、んだ、まいく、まぃ……!助けて、まいく……ッ!だめ、だめッ……、腰、ひッ!びりびりす、ぅあああ……。んぁ、ぃや、だあっ!んっマイク、はやく、はやく犯してっ……!!!」
腰や脚ををかわいそうなほどにぶるぶると震わせながら告げるベンジャミンのあまりに直接的な懇願に舌なめずりをし、獰猛な瞳でうなじに噛みつきながら熱い息を吐く。
再びお互いが目を合わせられるようにマイクはベンジャミンを抱きかかえると、ごつッ、とお互いの骨がぶつかるような音を立てるほどマイクは己の脈打つ雄で狭隘の限界までベンジャミンの処女を貫いた。
「ッ、アァ!!っひ、はァッ、は、はっはぁあああ……!」
嬌声をあげ、朦朧とした瞳で意識を飛ばしかけているベンジャミンの頬をマイクは慌ててぺちぺちと叩く。
「ベン、ベン、大丈夫か?」
自信に満ちたい冷静なつもの瞳と違うっとりとした焦点の定まらない目で、何時になく甘い声でベンジャミンは言う。
「すごい……こんな、ぁあ、マイク、まいく……」
そうして二人はベッドに沈み、ベンジャミンは自分の指と手をマイクの首に回し、お互いの香りが混ざりあっているのが解るほど近くで口づけするように囁く。
「もっと教えてくれ……、どれだけ二人で、んぅ……、気持ちよくなれるのか、マイク……。愛してる……」
「クソ、あんた……質悪いぞ……!!!」
ベンジャミンは迎え入れている長大なそれに苛まれつつも少年のように笑って尋ねる。
「んぅ……、はぁっ、そんな、私は、っふ、んぅ……嫌いか?」
「何言ってんだ、世界中に叫びまわりたい、あんたらの信仰してる、ベンジャミン・アッシャーは俺のもので……、最高にいやらしいって」
そう言うとマイクは少しざらざらしたベンジャミンの喉仏に情熱的に口づけてうっとりと言う。
「ぁあ……想像してた通りだ、俺だけの……!!何度あんたの腹の中を想像してたと思ってるんだ……!」
そう興奮して熱く情熱的な声で耳に注ぎ込まれて、再び灼熱の楔の官能に苛まれているベンジャミンは叫ぶように言う。
「早くっ……はやく動け、まいく、はやく、しろッ!!!ーーーーーんぅあッ!ひぁああ!ぁう、そんっひぁああ!んアァ、まい、マイクぅうああ゛!ッや、んアァああああぁ……!あ、マイク、まいくっ!ぁぁああッ」
「はっ、はっ、あんた、どうなってんだ、……ッ!」
そう呻きベンジャミンのうねる媚肉に持って行かれそうになりつつも長年開発し今や赤く熟した、いつもなら桃色をして柔らかい乳首を吸い上げ、ベンジャミンのヴィーナスの与えたくぼみのある腰を回し、そこが蕩けるまで刺激する。
「ふうぅう……んっ!あ!あ!!ゃアァッ!!」
「っ、は、キツいか、ベン……?」
そう気遣う声ももうベンジャミンには届かない。
「あ、あっ!んぁあ、マイク、まいくッ……、そぇ、ぁう!いぃ、ぁう、悦いっ……ァッ!ッおっ、奥っ、すご、んぁ、マ、い、まいくぅ……!!」
それを聞き目の前に星が舞いチカチカするほどに興奮して、再び限界まで押し入る。そしてスキン越しなのにベンジャミンの体内を全て満たしかと思うほど欲望をぶち撒けた。そうして二人を稲妻が落ちたような甘い甘い絶頂を迎えた。
ベンジャミンの隣に転がり落ち、ベンジャミンの頬を慈しみに満ちた指の背で撫でる。そんな優しい仕草にさえ官能を煽られつつもベンジャミンはかけがえのないパートナーに少し掠れた声でうっとりと言う。
「……この時を何度も何度も夢見ていたよ、マイク」
「俺だって……。夢に勝てたかな?」
おどけて言う伴侶にベンジャミンは小さく笑みを漏らして続ける。
「もちろん……。それに、こんなにしあわせに、なるなんて、思っても、みなかった……。愛してる、マイク」
そう微笑むと、眼からぽろりと涙がこぼれた。
「おれも、俺もあいしてるよ……愛してる、ベン」
その美しい涙と言葉だけで強烈な快感に苛まれ、背を丸めてその甘美な痺れをベンジャミンはびくびくとやり過ごそうとしている。そんな健気な姿に煽られ、ベンジャミンを組み敷く。そうして赤く誘う少しとがったきれいな耳を舌で撫で上げ、吸い付き軽く歯を当てる。それだけで先ほどまで、これ以上ないほど奥に挿れられ絶頂を迎えた身体は、流れる涙が止まらないほどの快感を呼び起こされてしまう。理性など、とっく無くなってしまっていた。
「んっ、はふ、……んん!も、しつこ……ア!」
「でもいいんだろ?」
「そ……だけ、ど、ぅンッ」
小さく喘ぎながら言うベンジャミンを腕に閉じ込めたマイクは、目の前にある首筋から肩、鎖骨に所有の赤い証を刻んでゆく。それはピリリとした感覚だったが、痛みよりも歓びが優った。
「マイク、まいく、無理、もう欲しい……ッ」
「了解……」
そうギラギラした眼で言うと、ベンジャミンの腰の下に枕を入れる。
「脚を抱えて」
唯一自分に命令する男の言うままに太腿に手を添え、中心を見せつけるかのように大きく開く。ベンジャミンは被虐感と眼が回るほどの羞恥を覚えたその感覚は、信じられないほどの快楽を引き出すばかりであった。
淫靡な肉門にマイクの剛直が当たり、歓喜で波打つのを感じる。
ベンジャミンは一気に貫かれて叫び声のような喘ぎを出す。
「あ、あ、深、んァ!あ、ぁッそれ好き、んあ!好きっ、まいくすき……、好きっ」
涙を零しながらそう言うと、マイクはベンジャミンの耳元で官能的なため息をつく。
「んゃああああッ!!」
何度めかもう判らない絶頂で身体が痙攣してしまう。そんなベンジャミンをマイクはきつく抱きしめながらその精を搾り取るような狭隘から溢れるほどに己の白濁で満たした。
挿し込む朝日が眩しくてベンジャミンは眼を覚ました。いつの間にか眠っていたらしい。家中の甘く香ばしい香りが空腹を刺激する。
「おはよう、スウィーティ」
マイクがベッドまで迎えに来て額にそっと口付けてくれる。
「おはよ、何?すごくいい匂い……」
そうベンジャミンはマイクに訪ねてベッドから降りようとした。しかし。
「んぁ」
おかしな声を出してベンジャミンは足が砕けて床に膝をついてしまう。
「ベン!」
「ぁ、まいく、なんで、立てない……」
真っ赤な顔で見上げられ、マイクは愛しさで全身が一杯になってしまう。ぐっとすくい上げてベンジャミンを再びベッドに横たえ両頬にキスを落として言う。
「無茶させたから今夜はあんたを舐めまわすだけにするよ」
それに身体がゾクゾクしてしまったがどうにか堪えて薄い唇を子供のように尖らせる。
「この性欲おばけめ……」
「ふは、お互い様!」
そう言って二人はアップルパイよりも甘いとろけるような口付けを交わしたのだった。
診断メーカーさんの結果から書きました。糖度55億です。
https://shindanmaker.com/535248
https://shindanmaker.com/535235
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この世には星と呼ばれるものを生み出す者と、それをたべる者、そしてそれ以外の人間が居る。
ベンジャミンが大統領に就任してしばらく経つと、PPDのマイク・バニングが星喰みであることを知った。そして星を食べなくなると死に至るということも。それを防ぐため、彼は合成の星を摂取していることも知った。星は口から吐き出されるため、嫌悪感なく食べれる相手を探すのはなかなか骨の折れることだった。悲しいかな、彼が付き合っている相手は普通の人間だった。
それでマイクと友情を結んだ星吐きであるベンジャミンは自分の星を食べてはどうか、もし君がよければ。と言った。そうするとマイクはあっさり承知してくれた。なにしろ合成のものは粗悪で不味いのだ。
正直マイクが恋人や家族でない人間の異例とも言える申し出を受け入れてくれてベンジャミンは嬉しかった。なぜかなのか何度も何度も思いを巡らると、気づいてしまった。逞しく、強く、自分のため生命を掛け守ってくれる彼の命をその手に握ることは、ベンジャミンの自分でも知らなかった薄暗い独占欲を満たしていることを。彼を、自分無しに生きられないようにしたい。その思いは燃え盛る愛やきらめく恋のように甘かった。
マイクは生きるために一ヶ月ごとに小瓶一つ分の星が必要だった。そしてベンジャミンは6日ごとに丸く赤い小さな星を小瓶2つ分生み出す。その中にはきらきらする花びらの形のものが少しだけある。それを選り分け彼のための小瓶一つを満たす。幾分少女趣味がすぎるが、自分の産み出す星の一番きれいなものを、特別な彼に食べて欲しかった。
今日はマイクの星を食べなければ行けない日で、マイクは星を食べると少しのあいだ放心する。そんな姿を部下に見せるわけにはいかなず、任務の間は周知されている友人同士という立場を利用して居住区で食べさせるのが恒例となっていた。そうして今も気の置けない雑談の後ベンジャミンが産み、選り分けたとっておきの星をマイクは咀嚼し、飲み込んだ。そうしてPPDらしく無くぼんやりとしている。
普段頼もしく絶対的に信頼する男の珍しい様子を見て、ベンジャミンは座っているマイクの前に跪き彼の肉感的な口唇に、美しいガラス細工にするようにそっと触れた。
「……ベン」
名前を呼ばれて飛びすさる。気付かれた。一気に血の気が引いて飛びすさったあと動けなくなる。
「ベン、あんた……」
「す、すまないマイク。不適切な行為だった……!」
蒼白になって弁解しているとマイクは困ったよう片頬をあげて苦笑して言う。
「ベン、ベン俺は大丈夫だ。俺はあんたなら構わない」
「は……」
ベンジャミンは目を丸くした。彼は今なんと言った?息が微かに荒くなり、咳き込むとともに赤い星が零れ落ちる。それを拾い集めてマイクは言う。
「いつもと違う星……いや、いつものも少し混ざってる……?」
マイクの言葉に今度は顔から湯気が出そうなほど頬が紅潮するのがまざまざと分かった。こうなっては仕方がないので顔を逸らしほとんど呟くようにして言う。
「君に……選り分けてたんだ……私の星の中でも特別な、美しいものを」
そう言葉を零したベンに、マイクはロマンス映画のようにひざまずいて言う。
「嬉しいよ、ベン。本当にうれしい。……俺はあんたにとって特別?」
そう言って顔を逸らし、自分の言葉から肯定の証に首まで桃色に染めたベンを眼を合わせるように優しい手つきで導く。そうして二人はお互いの瞳を見つめ合いながら、言葉よりも雄弁な優しい口づけをした。
それは愛の星より随分と甘かった。
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この世には星と呼ばれるものを生み出す者と、それをたべる者、そしてそれ以外の人間が居る。
ベンジャミンが大統領に就任してしばらく経つと、PPDのマイク・バニングが星喰みであることを知った。そして星を食べなくなると死に至るということも。それを防ぐため、彼は合成の星を摂取していることも知った。星は口から吐き出されるため、嫌悪感なく食べれる相手を探すのはなかなか骨の折れることだった。悲しいかな、彼が付き合っている相手は普通の人間だった。
それでマイクと友情を結んだ星吐きであるベンジャミンは自分の星を食べてはどうか、もし君がよければ。と言った。そうするとマイクはあっさり承知してくれた。なにしろ合成のものは粗悪で不味いのだ。
正直マイクが恋人や家族でない人間の異例とも言える申し出を受け入れてくれてベンジャミンは嬉しかった。なぜかなのか何度も何度も思いを巡らると、気づいてしまった。逞しく、強く、自分のため生命を掛け守ってくれる彼の命をその手に握ることは、ベンジャミンの自分でも知らなかった薄暗い独占欲を満たしていることを。彼を、自分無しに生きられないようにしたい。その思いは燃え盛る愛やきらめく恋のように甘かった。
マイクは生きるために一ヶ月ごとに小瓶一つ分の星が必要だった。そしてベンジャミンは6日ごとに丸く赤い小さな星を小瓶2つ分生み出す。その中にはきらきらする花びらの形のものが少しだけある。それを選り分け彼のための小瓶一つを満たす。幾分少女趣味がすぎるが、自分の産み出す星の一番きれいなものを、特別な彼に食べて欲しかった。
今日はマイクの星を食べなければ行けない日で、マイクは星を食べると少しのあいだ放心する。そんな姿を部下に見せるわけにはいかなず、任務の間は周知されている友人同士という立場を利用して居住区で食べさせるのが恒例となっていた。そうして今も気の置けない雑談の後ベンジャミンが産み、選り分けたとっておきの星をマイクは咀嚼し、飲み込んだ。そうしてPPDらしく無くぼんやりとしている。
普段頼もしく絶対的に信頼する男の珍しい様子を見て、ベンジャミンは座っているマイクの前に跪き彼の肉感的な口唇に、美しいガラス細工にするようにそっと触れた。
「……ベン」
名前を呼ばれて飛びすさる。気付かれた。一気に血の気が引いて飛びすさったあと動けなくなる。
「ベン、あんた……」
「す、すまないマイク。不適切な行為だった……!」
蒼白になって弁解しているとマイクは困ったよう片頬をあげて苦笑して言う。
「ベン、ベン俺は大丈夫だ。俺はあんたなら構わない」
「は……」
ベンジャミンは目を丸くした。彼は今なんと言った?息が微かに荒くなり、咳き込むとともに赤い星が零れ落ちる。それを拾い集めてマイクは言う。
「いつもと違う星……いや、いつものも少し混ざってる……?」
マイクの言葉に今度は顔から湯気が出そうなほど頬が紅潮するのがまざまざと分かった。こうなっては仕方がないので顔を逸らしほとんど呟くようにして言う。
「君に……選り分けてたんだ……私の星の中でも特別な、美しいものを」
そう言葉を零したベンに、マイクはロマンス映画のようにひざまずいて言う。
「嬉しいよ、ベン。本当にうれしい。……俺はあんたにとって特別?」
そう言って顔を逸らし、自分の言葉から肯定の証に首まで桃色に染めたベンを眼を合わせるように優しい手つきで導く。そうして二人はお互いの瞳を見つめ合いながら、言葉よりも雄弁な優しい口づけをした。
それは愛の星より随分と甘かった。
遅ればせながらベンジャミン・アッシャー大統領お誕生日おめでとうございますフェラ。
二人が出会って最初の方の話っぽい
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はベンジャミンの誕生日である。たいしてめでたくもない、とは思うが大仰にも今夜晩餐会が開かれるためタキシードを着込んでオーバルオフィスに入った。開始直前まで合衆国大統領の職務をこなそうと思っての事だった。
「おや、マイク。随分男前じゃないか」
警護で部屋に控えていたマイクにベンジャミンは声をかけた。PPDのは対象を守るという職務のために当然パーティーでもぴったりと付き添う。その際はTPOにあわせたそれらしい格好をする為、今日のマイクはベンと同じくブラックタイをしていた。
「ありがとうございます」
「んー、ただフィット感がよくないな」
マイクは苦笑して言う。
「支給品なのでしょうがないですよ」
「そうか……。ジョン、アリシアを呼んでくれるか?」
面食らっているマイクを余所にベンジャミンのお抱えスタイリストがやってきた。
「アリシア、悪いんだがマイクのタキシードを修正してやってくれないか?」
「了解です」
「おい、ベン何を?」
予想外の展開に思わずくだけた物言いになってしまっているマイクの服をスタイリストのアリシアは熱心に摘んだり繕ったりしている。ベンジャミンは全ての人間が逆らえない笑顔で言う。
「ふふ、大統領の二人目のパートナーもきちんとしていないとな」
「サー、あなた何言ってるんですか……」
「こんな感じでどうでしょう、大統領」
「アリシアありがとう!見違えたよさすがだ」
「ありがとうございます大統領」
そう言って嬉しそうに部屋を出て行くアリシアを見送る。にやにやと笑うマイクの同僚たちにも構わずベンはマイクを矯めつ眇めつ眺め、何か思いついたように書斎に向かう。マイクは慌ててその後を追った。
「マイク、こっちだ」
書斎のドアに鍵をかけ、ベンは奥の本棚に美しい手でマイクを縫い付ける。
「ベン、あんた何を……」
面食らっているマイクに軽く口づけて艶のある笑顔で言う。
「きみが色男なのが悪いんだぞ」
そうしてベンは薄い唇をぺろっと舐め、マイクのパンツのジッパーを下ろしてしまう。
「おい止め……、ベン、この状況はまずいだろっ」
「興奮するだろ?」
そう色めいた声で含み笑いしたベンはマイクの下着の上から彼自身をマッサージするように手のひらで包み、深い口づけを交わす。
「ふッ、こら、ベン……!」
「この子は素直なのにな」
そう言って下着の上から勃ち上がり始めたそれを撫で、睾丸を優しく揉む。
「は、ッ」
眉をひそめ熱い息を吐くマイクに気を良くしたベンは、いよいよマイクの雄を取り出そうとしたところでぐい、と腕を引かれ体勢を入れ替えられ壁にもたれ掛かる。
「まいく?」
「誕生日なんだから、おとなしく俺にされてろ」
「え、おい……まぃ、ふッ……は、ぁん」
ベンの正面に跪いたマイクは遠慮も躊躇もなくベンの中心を舐めあげる。背筋にびりびりと官能が走った。
「ふぅ、ン……んぅ……」
じゅ、じゅっと音を立てながら執拗に亀頭を責められ、余りの快感にドアから離れているとは言え合衆国最大のスキャンダルを外に漏らさぬようにベンは必死で声を抑える。しかしその舞台装置は否応なく二人の情熱に拍車をかける。
「はぁ、っン……あんたは、ふ、ここが好きだな」
ベンの潤んだ瞳を情熱的に見つめながらマイクは陰嚢の間を舐めあげる。と同時に股に添えた右手の親指で会陰をいたずらにマッサージする。
「ぁあ、ンぅ!だめ、だめ、マイ……、ゥん……っ!」
必死に声を潜めた喘ぎ声にまでマイクはどうしようもなく煽られる。しかし悠長にしている時間もないので根本まで咥え、何度かきつく吸い上げる。
「ン!ンぅぅぅんッーーーーー!!!!!!」
腰をマイクに押し付けながら絶頂を迎えたベンの精液をたやすくマイクは飲み込む。そうしてからベンに深く口付けた。
「さ、大統領。お時間ですよ」
「ん……。ああ、きみと一日中ファックしていたい……」
身体をマイクに委ねながら言うベンにマイクは笑って言う。
「そりゃ退任後までお預けだな」
そしてマイクは精液の口臭予防のタブレットを噛み、ベンにも渡す。
マイクのぼんやりとしているかもしれないが、将来設計に自分が居てこのふしだらで甘い関係が続いているのを知って思わず浮かんだムズムズした笑みを隠すようにベンはタブレットを噛んだ。噛み殺した喜びは、ミントの味がした。
「ハッピーバースディ、ミスタープレジデント」
そう言ってマイクはベンのこめかみにキスし、現実への扉を開いた。
二人が出会って最初の方の話っぽい
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今日はベンジャミンの誕生日である。たいしてめでたくもない、とは思うが大仰にも今夜晩餐会が開かれるためタキシードを着込んでオーバルオフィスに入った。開始直前まで合衆国大統領の職務をこなそうと思っての事だった。
「おや、マイク。随分男前じゃないか」
警護で部屋に控えていたマイクにベンジャミンは声をかけた。PPDのは対象を守るという職務のために当然パーティーでもぴったりと付き添う。その際はTPOにあわせたそれらしい格好をする為、今日のマイクはベンと同じくブラックタイをしていた。
「ありがとうございます」
「んー、ただフィット感がよくないな」
マイクは苦笑して言う。
「支給品なのでしょうがないですよ」
「そうか……。ジョン、アリシアを呼んでくれるか?」
面食らっているマイクを余所にベンジャミンのお抱えスタイリストがやってきた。
「アリシア、悪いんだがマイクのタキシードを修正してやってくれないか?」
「了解です」
「おい、ベン何を?」
予想外の展開に思わずくだけた物言いになってしまっているマイクの服をスタイリストのアリシアは熱心に摘んだり繕ったりしている。ベンジャミンは全ての人間が逆らえない笑顔で言う。
「ふふ、大統領の二人目のパートナーもきちんとしていないとな」
「サー、あなた何言ってるんですか……」
「こんな感じでどうでしょう、大統領」
「アリシアありがとう!見違えたよさすがだ」
「ありがとうございます大統領」
そう言って嬉しそうに部屋を出て行くアリシアを見送る。にやにやと笑うマイクの同僚たちにも構わずベンはマイクを矯めつ眇めつ眺め、何か思いついたように書斎に向かう。マイクは慌ててその後を追った。
「マイク、こっちだ」
書斎のドアに鍵をかけ、ベンは奥の本棚に美しい手でマイクを縫い付ける。
「ベン、あんた何を……」
面食らっているマイクに軽く口づけて艶のある笑顔で言う。
「きみが色男なのが悪いんだぞ」
そうしてベンは薄い唇をぺろっと舐め、マイクのパンツのジッパーを下ろしてしまう。
「おい止め……、ベン、この状況はまずいだろっ」
「興奮するだろ?」
そう色めいた声で含み笑いしたベンはマイクの下着の上から彼自身をマッサージするように手のひらで包み、深い口づけを交わす。
「ふッ、こら、ベン……!」
「この子は素直なのにな」
そう言って下着の上から勃ち上がり始めたそれを撫で、睾丸を優しく揉む。
「は、ッ」
眉をひそめ熱い息を吐くマイクに気を良くしたベンは、いよいよマイクの雄を取り出そうとしたところでぐい、と腕を引かれ体勢を入れ替えられ壁にもたれ掛かる。
「まいく?」
「誕生日なんだから、おとなしく俺にされてろ」
「え、おい……まぃ、ふッ……は、ぁん」
ベンの正面に跪いたマイクは遠慮も躊躇もなくベンの中心を舐めあげる。背筋にびりびりと官能が走った。
「ふぅ、ン……んぅ……」
じゅ、じゅっと音を立てながら執拗に亀頭を責められ、余りの快感にドアから離れているとは言え合衆国最大のスキャンダルを外に漏らさぬようにベンは必死で声を抑える。しかしその舞台装置は否応なく二人の情熱に拍車をかける。
「はぁ、っン……あんたは、ふ、ここが好きだな」
ベンの潤んだ瞳を情熱的に見つめながらマイクは陰嚢の間を舐めあげる。と同時に股に添えた右手の親指で会陰をいたずらにマッサージする。
「ぁあ、ンぅ!だめ、だめ、マイ……、ゥん……っ!」
必死に声を潜めた喘ぎ声にまでマイクはどうしようもなく煽られる。しかし悠長にしている時間もないので根本まで咥え、何度かきつく吸い上げる。
「ン!ンぅぅぅんッーーーーー!!!!!!」
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「さ、大統領。お時間ですよ」
「ん……。ああ、きみと一日中ファックしていたい……」
身体をマイクに委ねながら言うベンにマイクは笑って言う。
「そりゃ退任後までお預けだな」
そしてマイクは精液の口臭予防のタブレットを噛み、ベンにも渡す。
マイクのぼんやりとしているかもしれないが、将来設計に自分が居てこのふしだらで甘い関係が続いているのを知って思わず浮かんだムズムズした笑みを隠すようにベンはタブレットを噛んだ。噛み殺した喜びは、ミントの味がした。
「ハッピーバースディ、ミスタープレジデント」
そう言ってマイクはベンのこめかみにキスし、現実への扉を開いた。
このえっちな夢を見ちゃったベン
http://incerta.tsuyushiba.com/has%20fallen/president%20has%20fallen
の続きっぽいやつ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この一連の出来事はベンがマイクとの情事を夢で見てしまい、それが本人にバレてしまった件から端を発している。今夜を楽しみにしていろ、その言葉通り何をどうしたのかマイクは合衆国大統領の主寝室に押し入り、その主人に不貞を働いている。そし てその主人に対し腹を立てている。それというのも勤務中に大統領命令で食べさせられたゼリーに媚薬が混ぜられていたのだ。それによる化学反応も有り、ベンに音を立て、遺憾ながらむしゃぶりついている。
「おい、ッは、ベン、俺に何を盛ったんだ、言えよ」
獣じみたギラギラと緑に光る瞳でベンを尋問する。
「……っ、わたしは、ただきみがやりやすくなるかと、っふ、思って」
青空を集めたような眼を細めて弁解するベンに、マイクは知らないからな、と吐き捨て総てを喰らい尽くすような口づけをした。
「こんなことをして、あんた処女だろ、酷くされると思わなかったのか」
バツバツと釦を弾きシャツを剥きながら肩に噛み付いてマイクは唸る。しかしベンは艶然と微笑んで嘯く。
「きみが、わたしに、ひどいことができるのかい?」
「っ、……覚悟しとくんだな」
憎まれ口を叩くと、少ない灯りに晒されて光に浮かぶベンの肩を齧り乱暴に彼のスラックスと下着を剥いだ。いたいけに赤く腫れたベンの性器は頭を擡げかけており、マイクは思わず生唾を飲んだ。それから自分の性的魅力がベンに充分に効いていることににやついて、ベッドに投げ出されたままのベンの両手を取り前を開いたシャツを羽織っただけの鍛え上げた自らの身体に這わせる。
「これは今、全部あんたのもんだ」
ベンは堪らず艶のある溜息をついた。それを聞いたマイクは唇を舐めあげると、そのままそのベンの文人らしい手を自らの雄まで誘導する。
「薬のせいだけじゃないぜ、アンタにブチ込みたくてこうなってる」
ベンは赤黒く怒張したそれを震える手でそっと握る。そして小さく息を詰める。
「ど、どうすれば……」
潤んだ眼で見上げられ、マイクはクラクラする頭を叱咤激励してベンの手を握り、そのベンの美しい手に包まれた己の肉棒にローションを垂らし、自分の手を重ね彼の手を上下させる。
「一回、ヌいてくれ、は、ベン……。でなきゃ、ふッ、あんたを抱き殺しちまう」
はっ、と小さく息を吐きベンは覚悟して手をゆるゆると上下させ始める。そうしているとマイクの吐息が甘くなり、眉を顰めて快感を得ている事がはっきりと分かる様になった。この夜の獣みたいな美しい男に、自分は抱かれるのだ。そう実感するとベンの身体中の血液が頭に集まり、興奮で眼に涙が滲む。小さく唾液を飲み込むと、その首に柔く噛みつかれる。
「は……いいぜ、ぁあ……ベン、上手だ」
褒めるように頬にキスをしてやると薄い頬の皮膚を桃色に染めて顔を背ける。それに構わずマイクは腰を振り、絶頂を迎えた自分の精液がベンの柔らかな下腹部を叩くのを見る。それを指ですくいベンの後孔に精液まみれの指を這わせた。
「っん……は、これは、流石に、不敬じゃないの、か」
マイクはべろりと大統領閣下の唇を舐めて言う。
「だが、アンタの望む総てを与えてやるぜ」
そう言ってマイクは汚れた指でベンの秘部を無遠慮に皺を伸ばすように撫で回す。
「どうして欲しい、ベン」
「ぁア、……マイク……!ッは、ぁ……ひ、ぅ、きみの、すきに、してくれ……」
「仰せの通りに」
そうマイクは大仰に言うと従順なベンの震える内腿を撫で、キスを落としながら、大きく開かせる。そしてベンの狭穴にローションが溢れる程注ぎ込んだ。ベンは震えながら悲鳴のような息を吐くしかできなかった。
「指、入れるぞ」
「ぅ、ああっ!や、マイク、……ンぅ!!」
ベンの訴えに応えて少しでも楽にしてやろうとマイクはその喘ぎっぱなしの口にキスをして、すべらかなベンの舌を長いそれで絡め取るように翻弄する。
「んぅ、んっ……は、ぁ、ダメ、だめだまいく……」
「嫌か」
「そうじゃな、こん、ふ、こん、な、こんな、はぁっ……んぅ」
確かに、それはただの性欲処理では済まないような口付けだった。しかし今の二人に止められようもなく、甘いリップ音とぐちぐちと淫らな水音が口内を侵す。その音と快感でベンの秘部も緩み、マイクの指を受け入れて中がうねるように誘う。その誘いに乗ったマイクはベンの腰の下に枕を入れ、白く引き締まった両脚を肩に乗せ陰茎を擦りあげる。そしてお互いの雄にゴムをつける。清廉潔白な大統領の寝台が精液塗れではまずい。マイクはそう考えをなんとか巡らせたのだった。
「ベン、ほらしっかり見て、感じるんだ……あんたのその綺麗な腹が俺のでいっぱいになってくのが夢じゃないってな」
小さく悲鳴を上げたベンはマイク自身をズ、ぐちゅ、といやらしい音を立て自らの体内に受け入れているのを見て目眩がした。ぎゅと目を閉じ羞恥と苦しさを耐えているベンにマイクがその柔らかな枯草色の体毛に守られた下腹部を撫で、甘い声で命令する。
「ベン、しっかり見てろ」
「ゃ、あ……まいく……」
「は、動くぞ」
「……っ!?はぁッ!あ!や、なに、ぅ、ふっ……あ!」
「ふ、ふっ、ベン、アンタ最高だ」
突然深くまで穿たれ、その余りの衝撃にベンは声が上擦る。
「ヒッ!ぅ、や、や、あ!は!あっや、っひ!マイク、まい……ッ!やだぁ!熱い!!あっあっあッ!!」
「はっ、はっ、はっ!ベン、ベン…………!!」
激しく突かれ嬌声が止まらない。マイクに翻弄されるままだった。その悲鳴のような声に煽られ、マイクはまるでベンを自分のものにするように腰を繰り返し打ち付け続ける。嫌だ嫌だと言う割にはベンの肉壁は情熱的にマイクの剛直を締め付ける。
「あぁ……、は、はッ、クソ、ベン、出すぞ!」
「やぁぁああぁ……!う、ぁ…………、あ……ぁ……」
自分で彼が絶頂を迎えた、そう何秒か遅れて理解したベンは、なぜか多幸感で満たされていく。熱くて苦しくてたまらないのにずっとこうしていたいとすら思う。
「ほら、後ろ向いてくれ」
そう言うマイクに逆らうこともできず、ベンは軽々とひっくり返された。
「まだまだ付き合ってもらうぜ、お望みどおり」
そう低く甘くベンの耳に注ぎ込むと、体格の割に細いベンの腰を上げさせ、尻を突き出す格好にさせた。支配欲が満たされ、マイクは更に興奮してはくはくと収斂を繰り返すベンの後孔にまだまだ元気な己を擦りつけた。ひくり、と反応するのが可愛らしい。
「いくぞ……ふっ、」
「ん、ぁ、あ!う"、あぅ!まい、まいく、や、苦し、はっ!はっ!ばかぁ、イキたい!ァ!ひぃ、ン!も、はぁ、あぁ、イカせろ……っ!んぅ!!」
耐えられず涙を零し振り向いたベンの横顔は暴力的なまでに美しかった。
「ああ、いいぜ……」
そう言ってシーツを握りしめていたベンの手を取り己のペニスを握らせる。
「マイク、まい、ひ、あ!んんッ、あ、は、はっ、はァ!」
マイクは腰を止めることなくベンの手に自らの手を重ねてベンの勃ち上がった自身を自慰のように上下に擦らせる。
「ゃだ、ヒッ、くぅ……、ひ、もうダメ、や、アァぁあ………………っ!!!!!」
マイクは絶頂を迎えて逃げを打つベンの桃色に染まった腰を色が白くなるほど強く掴み、小ぶりなその尻を何度も穿つ。
「ッ!!ぅぐ……は、はぁッ!!!や、ぁまいく、イッた、からぁ!ひ、いや、ぁ、アア!」
「悪い、もうちょっと、ふっ、付き合って、くれ」
「ひぅ、や、やァッ!あ、ンぅ!待っ、許し、て、ゆるして、マイク、ぁア!!」
「ッは、あんた、最高だ……。く、ふッ、は、イクぞ……!」
「ゃあああ、ンぅアっ!ゃ、ダメ、こわ、やぁあ……!!ひぁああアアアア……ッ」
びしゃ、と再びお互い避妊具に精液を吐き出し、好き勝手に扱われ本格的に泣き出してしまったベンをマイクは向かい合わせになるようにして膝に乗せ、涙をキスで拭い抱きしめる。
「ベン、ベン……悪い、ベン……。すまなかった、俺は、あんたを大事にすべきなのに」
「ぁ、ふ、いいんだ、マイク……悪いのは、わたしなんだから。おまえがヘテロだから、やりやすくなるかと、思ったとはいえ、薬なんて……フェアじゃなかった。すまない」
ベンは疲労も見せず気丈に微笑んでそう言い、マイクの肩に頭を預ける。その夜に沈んだみたいな金色の髪を梳いてやり、髭でざらつく頬に何度もキスをする。
「……は、マイク、まだ元気だな……」
「ずっとあんたの中に居たいくらい気持ちいいからな……あんたも、中がうねってる」
「ん……、きもちい…………」
そう言ってマイクは自身を咥えこんでいるベンの小ぶりな尻を煽るように左右に広げ揉む。
「んぁ……、」
「あんたを、もっと、気持ちよくしたい……」
そう自分とベンの指を絡ませてしっかりと握って口付けて言い、マイクは高い鼻梁で甘えたようにベンの顔を擽り、小さく笑ったベンの顔中にキスをしていく。涙で少し辛かった。そうして徐々に唇の位置を下げていく。首筋、喉仏、鎖骨のくぼみ、それから胸、ツンと上を向いて勃ち上がった赤く染まった胸の飾り。その愛らしい乳暈や尖る頂きに何度もキスをしていると、ベンが泣き言を言う。
「そんな、とこ、ふっ……、なに、ぁうう……」
「感じてるな?いいだろ、これも」
そう言ってぴちゃぴちゃと音を立てて乳首を舐めたり吸い上げたりして可愛がっていると、ベンの肉壁がきゅうんとマイクの剛直を締め付ける。いやいやをする様に頭を振ってマイクのがっしりとした肩を弱々しく押そうとするベンの手を捕まえる。そうしてマイクはベンを熱く見つめながら美しい白い指に舌を這わせる。思わずびくりと跳ねたベンに口の端を挙げて笑う。マイクはいつも好ましく思っているベンの二本の指を殊更ゆっくりと口に収め、いやらしく長い舌を絡ませる。そしてベンの中心を口淫するのと同じように咥え、頭を動かす。マイクの唾液でテラテラと光る自分の指を見ていられなくてベンは顔を背けた。指の股を舐められ、熱い息を吐きながら懇願する。
「も、マイク、やだ、それ……離してくれ……んッ」
「どうして。ずいぶん気持ち良さそうじゃないか」
「だか、ら、やだぁ……」
弱々しく哀願しているベンだったが、気づかないうちにマイクの割れた腹筋に肉茎を擦り付け快楽を得ている。それがどうにも愛しくてマイクは顔中から赤くなった肩まで無茶苦茶に口付け、歯を立てた。
「まいく、まい、く……うごいて、くれ、はぁッ、いっしょに、イキた……ぁ、ン!」
「……っ、それ反則だぞ……」
そう言ってマイクはしっかりと二人の指を絡ませながらベンをベッドに沈める。体勢を変えたために体内のマイクが出ていってしまいそうでベンは焦ってその楔の張り出しを締め付ける。
「ぅ、はッ、ベン、ベン……!!」
「ひぁあ……!はあぁ……ンぅ、あ!」
最高級のベッドが軋んだ音を立てるほど二人は激しく腰を振る。マイクのフランキンセンスと噎せ返る程の雄の甘美な匂いにベンの脳は痺れ、大きく開かされた足の指が快感に耐えようとぎゅうと丸くなる。そして二人は舌を絡め合い高みへと向かう。
「ひ、んんっ……やぁあ、くる、くるぅう、も、ぁあ!!マ、イク、マイク!!!」
「はっ、ベン…………!」
「ん、ぁああッ、アあぁっーーーーーー!!」
−−−−−−−−−−
「疲れですね、よくお休みになってください」
「ありがとうドクター」
翌日、マイクに激しく抱かれたせいで身体の節々が痛み、ぼんやりとして眼を潤ませるベンを心配したコナーや秘書にに医者を呼ばれてしまった。なんとか誤魔化し一人になったベンの部屋にマイクがにやにやと笑みを浮かべて入ってきた。
「今日が休日で良かったな」
「まいく……」
「大丈夫か?赤くなってる」
そう言ってベンの目元を触ると大きく身体が跳ねる。
「それで?どうだった?」
そうデリカシーのない事を聞くマイクを咎めること無くベンはふわふわとしながら答える。
「ん……きょうのほうが、きもちいい……。君をかんじるんだ、ぜんしんが。まいく?マイクどうした?おなかでも痛いのか?マイク?マイク?」
今日もホワイトハウスは平和である。
http://incerta.tsuyushiba.com/has%20fallen/president%20has%20fallen
の続きっぽいやつ
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この一連の出来事はベンがマイクとの情事を夢で見てしまい、それが本人にバレてしまった件から端を発している。今夜を楽しみにしていろ、その言葉通り何をどうしたのかマイクは合衆国大統領の主寝室に押し入り、その主人に不貞を働いている。そし てその主人に対し腹を立てている。それというのも勤務中に大統領命令で食べさせられたゼリーに媚薬が混ぜられていたのだ。それによる化学反応も有り、ベンに音を立て、遺憾ながらむしゃぶりついている。
「おい、ッは、ベン、俺に何を盛ったんだ、言えよ」
獣じみたギラギラと緑に光る瞳でベンを尋問する。
「……っ、わたしは、ただきみがやりやすくなるかと、っふ、思って」
青空を集めたような眼を細めて弁解するベンに、マイクは知らないからな、と吐き捨て総てを喰らい尽くすような口づけをした。
「こんなことをして、あんた処女だろ、酷くされると思わなかったのか」
バツバツと釦を弾きシャツを剥きながら肩に噛み付いてマイクは唸る。しかしベンは艶然と微笑んで嘯く。
「きみが、わたしに、ひどいことができるのかい?」
「っ、……覚悟しとくんだな」
憎まれ口を叩くと、少ない灯りに晒されて光に浮かぶベンの肩を齧り乱暴に彼のスラックスと下着を剥いだ。いたいけに赤く腫れたベンの性器は頭を擡げかけており、マイクは思わず生唾を飲んだ。それから自分の性的魅力がベンに充分に効いていることににやついて、ベッドに投げ出されたままのベンの両手を取り前を開いたシャツを羽織っただけの鍛え上げた自らの身体に這わせる。
「これは今、全部あんたのもんだ」
ベンは堪らず艶のある溜息をついた。それを聞いたマイクは唇を舐めあげると、そのままそのベンの文人らしい手を自らの雄まで誘導する。
「薬のせいだけじゃないぜ、アンタにブチ込みたくてこうなってる」
ベンは赤黒く怒張したそれを震える手でそっと握る。そして小さく息を詰める。
「ど、どうすれば……」
潤んだ眼で見上げられ、マイクはクラクラする頭を叱咤激励してベンの手を握り、そのベンの美しい手に包まれた己の肉棒にローションを垂らし、自分の手を重ね彼の手を上下させる。
「一回、ヌいてくれ、は、ベン……。でなきゃ、ふッ、あんたを抱き殺しちまう」
はっ、と小さく息を吐きベンは覚悟して手をゆるゆると上下させ始める。そうしているとマイクの吐息が甘くなり、眉を顰めて快感を得ている事がはっきりと分かる様になった。この夜の獣みたいな美しい男に、自分は抱かれるのだ。そう実感するとベンの身体中の血液が頭に集まり、興奮で眼に涙が滲む。小さく唾液を飲み込むと、その首に柔く噛みつかれる。
「は……いいぜ、ぁあ……ベン、上手だ」
褒めるように頬にキスをしてやると薄い頬の皮膚を桃色に染めて顔を背ける。それに構わずマイクは腰を振り、絶頂を迎えた自分の精液がベンの柔らかな下腹部を叩くのを見る。それを指ですくいベンの後孔に精液まみれの指を這わせた。
「っん……は、これは、流石に、不敬じゃないの、か」
マイクはべろりと大統領閣下の唇を舐めて言う。
「だが、アンタの望む総てを与えてやるぜ」
そう言ってマイクは汚れた指でベンの秘部を無遠慮に皺を伸ばすように撫で回す。
「どうして欲しい、ベン」
「ぁア、……マイク……!ッは、ぁ……ひ、ぅ、きみの、すきに、してくれ……」
「仰せの通りに」
そうマイクは大仰に言うと従順なベンの震える内腿を撫で、キスを落としながら、大きく開かせる。そしてベンの狭穴にローションが溢れる程注ぎ込んだ。ベンは震えながら悲鳴のような息を吐くしかできなかった。
「指、入れるぞ」
「ぅ、ああっ!や、マイク、……ンぅ!!」
ベンの訴えに応えて少しでも楽にしてやろうとマイクはその喘ぎっぱなしの口にキスをして、すべらかなベンの舌を長いそれで絡め取るように翻弄する。
「んぅ、んっ……は、ぁ、ダメ、だめだまいく……」
「嫌か」
「そうじゃな、こん、ふ、こん、な、こんな、はぁっ……んぅ」
確かに、それはただの性欲処理では済まないような口付けだった。しかし今の二人に止められようもなく、甘いリップ音とぐちぐちと淫らな水音が口内を侵す。その音と快感でベンの秘部も緩み、マイクの指を受け入れて中がうねるように誘う。その誘いに乗ったマイクはベンの腰の下に枕を入れ、白く引き締まった両脚を肩に乗せ陰茎を擦りあげる。そしてお互いの雄にゴムをつける。清廉潔白な大統領の寝台が精液塗れではまずい。マイクはそう考えをなんとか巡らせたのだった。
「ベン、ほらしっかり見て、感じるんだ……あんたのその綺麗な腹が俺のでいっぱいになってくのが夢じゃないってな」
小さく悲鳴を上げたベンはマイク自身をズ、ぐちゅ、といやらしい音を立て自らの体内に受け入れているのを見て目眩がした。ぎゅと目を閉じ羞恥と苦しさを耐えているベンにマイクがその柔らかな枯草色の体毛に守られた下腹部を撫で、甘い声で命令する。
「ベン、しっかり見てろ」
「ゃ、あ……まいく……」
「は、動くぞ」
「……っ!?はぁッ!あ!や、なに、ぅ、ふっ……あ!」
「ふ、ふっ、ベン、アンタ最高だ」
突然深くまで穿たれ、その余りの衝撃にベンは声が上擦る。
「ヒッ!ぅ、や、や、あ!は!あっや、っひ!マイク、まい……ッ!やだぁ!熱い!!あっあっあッ!!」
「はっ、はっ、はっ!ベン、ベン…………!!」
激しく突かれ嬌声が止まらない。マイクに翻弄されるままだった。その悲鳴のような声に煽られ、マイクはまるでベンを自分のものにするように腰を繰り返し打ち付け続ける。嫌だ嫌だと言う割にはベンの肉壁は情熱的にマイクの剛直を締め付ける。
「あぁ……、は、はッ、クソ、ベン、出すぞ!」
「やぁぁああぁ……!う、ぁ…………、あ……ぁ……」
自分で彼が絶頂を迎えた、そう何秒か遅れて理解したベンは、なぜか多幸感で満たされていく。熱くて苦しくてたまらないのにずっとこうしていたいとすら思う。
「ほら、後ろ向いてくれ」
そう言うマイクに逆らうこともできず、ベンは軽々とひっくり返された。
「まだまだ付き合ってもらうぜ、お望みどおり」
そう低く甘くベンの耳に注ぎ込むと、体格の割に細いベンの腰を上げさせ、尻を突き出す格好にさせた。支配欲が満たされ、マイクは更に興奮してはくはくと収斂を繰り返すベンの後孔にまだまだ元気な己を擦りつけた。ひくり、と反応するのが可愛らしい。
「いくぞ……ふっ、」
「ん、ぁ、あ!う"、あぅ!まい、まいく、や、苦し、はっ!はっ!ばかぁ、イキたい!ァ!ひぃ、ン!も、はぁ、あぁ、イカせろ……っ!んぅ!!」
耐えられず涙を零し振り向いたベンの横顔は暴力的なまでに美しかった。
「ああ、いいぜ……」
そう言ってシーツを握りしめていたベンの手を取り己のペニスを握らせる。
「マイク、まい、ひ、あ!んんッ、あ、は、はっ、はァ!」
マイクは腰を止めることなくベンの手に自らの手を重ねてベンの勃ち上がった自身を自慰のように上下に擦らせる。
「ゃだ、ヒッ、くぅ……、ひ、もうダメ、や、アァぁあ………………っ!!!!!」
マイクは絶頂を迎えて逃げを打つベンの桃色に染まった腰を色が白くなるほど強く掴み、小ぶりなその尻を何度も穿つ。
「ッ!!ぅぐ……は、はぁッ!!!や、ぁまいく、イッた、からぁ!ひ、いや、ぁ、アア!」
「悪い、もうちょっと、ふっ、付き合って、くれ」
「ひぅ、や、やァッ!あ、ンぅ!待っ、許し、て、ゆるして、マイク、ぁア!!」
「ッは、あんた、最高だ……。く、ふッ、は、イクぞ……!」
「ゃあああ、ンぅアっ!ゃ、ダメ、こわ、やぁあ……!!ひぁああアアアア……ッ」
びしゃ、と再びお互い避妊具に精液を吐き出し、好き勝手に扱われ本格的に泣き出してしまったベンをマイクは向かい合わせになるようにして膝に乗せ、涙をキスで拭い抱きしめる。
「ベン、ベン……悪い、ベン……。すまなかった、俺は、あんたを大事にすべきなのに」
「ぁ、ふ、いいんだ、マイク……悪いのは、わたしなんだから。おまえがヘテロだから、やりやすくなるかと、思ったとはいえ、薬なんて……フェアじゃなかった。すまない」
ベンは疲労も見せず気丈に微笑んでそう言い、マイクの肩に頭を預ける。その夜に沈んだみたいな金色の髪を梳いてやり、髭でざらつく頬に何度もキスをする。
「……は、マイク、まだ元気だな……」
「ずっとあんたの中に居たいくらい気持ちいいからな……あんたも、中がうねってる」
「ん……、きもちい…………」
そう言ってマイクは自身を咥えこんでいるベンの小ぶりな尻を煽るように左右に広げ揉む。
「んぁ……、」
「あんたを、もっと、気持ちよくしたい……」
そう自分とベンの指を絡ませてしっかりと握って口付けて言い、マイクは高い鼻梁で甘えたようにベンの顔を擽り、小さく笑ったベンの顔中にキスをしていく。涙で少し辛かった。そうして徐々に唇の位置を下げていく。首筋、喉仏、鎖骨のくぼみ、それから胸、ツンと上を向いて勃ち上がった赤く染まった胸の飾り。その愛らしい乳暈や尖る頂きに何度もキスをしていると、ベンが泣き言を言う。
「そんな、とこ、ふっ……、なに、ぁうう……」
「感じてるな?いいだろ、これも」
そう言ってぴちゃぴちゃと音を立てて乳首を舐めたり吸い上げたりして可愛がっていると、ベンの肉壁がきゅうんとマイクの剛直を締め付ける。いやいやをする様に頭を振ってマイクのがっしりとした肩を弱々しく押そうとするベンの手を捕まえる。そうしてマイクはベンを熱く見つめながら美しい白い指に舌を這わせる。思わずびくりと跳ねたベンに口の端を挙げて笑う。マイクはいつも好ましく思っているベンの二本の指を殊更ゆっくりと口に収め、いやらしく長い舌を絡ませる。そしてベンの中心を口淫するのと同じように咥え、頭を動かす。マイクの唾液でテラテラと光る自分の指を見ていられなくてベンは顔を背けた。指の股を舐められ、熱い息を吐きながら懇願する。
「も、マイク、やだ、それ……離してくれ……んッ」
「どうして。ずいぶん気持ち良さそうじゃないか」
「だか、ら、やだぁ……」
弱々しく哀願しているベンだったが、気づかないうちにマイクの割れた腹筋に肉茎を擦り付け快楽を得ている。それがどうにも愛しくてマイクは顔中から赤くなった肩まで無茶苦茶に口付け、歯を立てた。
「まいく、まい、く……うごいて、くれ、はぁッ、いっしょに、イキた……ぁ、ン!」
「……っ、それ反則だぞ……」
そう言ってマイクはしっかりと二人の指を絡ませながらベンをベッドに沈める。体勢を変えたために体内のマイクが出ていってしまいそうでベンは焦ってその楔の張り出しを締め付ける。
「ぅ、はッ、ベン、ベン……!!」
「ひぁあ……!はあぁ……ンぅ、あ!」
最高級のベッドが軋んだ音を立てるほど二人は激しく腰を振る。マイクのフランキンセンスと噎せ返る程の雄の甘美な匂いにベンの脳は痺れ、大きく開かされた足の指が快感に耐えようとぎゅうと丸くなる。そして二人は舌を絡め合い高みへと向かう。
「ひ、んんっ……やぁあ、くる、くるぅう、も、ぁあ!!マ、イク、マイク!!!」
「はっ、ベン…………!」
「ん、ぁああッ、アあぁっーーーーーー!!」
−−−−−−−−−−
「疲れですね、よくお休みになってください」
「ありがとうドクター」
翌日、マイクに激しく抱かれたせいで身体の節々が痛み、ぼんやりとして眼を潤ませるベンを心配したコナーや秘書にに医者を呼ばれてしまった。なんとか誤魔化し一人になったベンの部屋にマイクがにやにやと笑みを浮かべて入ってきた。
「今日が休日で良かったな」
「まいく……」
「大丈夫か?赤くなってる」
そう言ってベンの目元を触ると大きく身体が跳ねる。
「それで?どうだった?」
そうデリカシーのない事を聞くマイクを咎めること無くベンはふわふわとしながら答える。
「ん……きょうのほうが、きもちいい……。君をかんじるんだ、ぜんしんが。まいく?マイクどうした?おなかでも痛いのか?マイク?マイク?」
今日もホワイトハウスは平和である。
マイベンCP未満
二人が仲良くなった理由捏造
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
その日はマイク・バニングのPPDとして初めての屋外警護だった。国民と触れ合うため、チャリティイベントに新任の大統領であるベンジャミン・アッシャーが招かれたのだ。それは表面上和やかに過ぎ、ベンジャミンが6人ほどの赤ん坊にキスをして、支持者達に手を振りビーストへと振り返ったときにそれは起きた。
「うわぁあああ!!!!」
苦悩から絞り出すような声とナイフを持った男がベンジャミン向かって走る。マイクはとっさにベンジャミンを守るように抱きかかえた。左の上腕三頭筋に強烈な熱さを感じる。テロリストに刺されたのだ。反射でマイクはナイフの刺さった腕を振り上げ、渾身の力で犯人の両手を叩き落とす。そして訓練通り組み伏せた。ほぼ筋肉で構成された自身の体重をかけ、男が落としたナイフを左腕から引き抜く。彼に刃を向けたものは刃でその罪を償え、そうナイフを掲げる。と、同僚たちがマイクを取り押さえる。
「落ち着けマイク!逮捕するんだ!!!!」
理性では理解しているがどうにも衝動を抑えられずに唸るマイクを、SS達を振りほどいたベンジャミンが抱きしめる。
「ありがとうマイク。充分だよ……」
「ハア?じゃあなんだ崇拝してる大統領が自分のものにならないから殺そうと?イカれてんな!」
「言葉には気をつけなさい。正確には彼を傷つけようと、ね。自分の事を忘れられないようにしたかったみたい」
「ファック!クソ野郎が……まさか精神鑑定を?」
「そうなるでしょうね」
「冗談じゃない!病院送りになったらどうするんだ!あんなゴミは死刑がお似合いーー」
「マイク!」
会話を遮って病室に真っ青な顔のベンジャミンが飛び込んできた。バニングとリンは姿勢を正す。
「ああ神よ!マイク、怪我は大丈夫かい?」
「こんなもん肉食って寝れば治ります」
バニングのあっさりした物言いにベンジャミンは安心したようにため息をついた。
「本当に?よかった……そうだ!じゃあ今夜私と夕食はどうだい?とっておきの肉を出そう!」
シャトーブリアン!タダ飯!そう言って子どものようにはしゃぐ二人にリンは咳払いをする。
「サー、一人だけ特別扱いというのはいかがなものかと」
みるみるベンジャミンの眉が下がって利口な大型犬のように困り果てた顔をする。直属の上司を睨むバニングを見てベンジャミンは何かを思いついた様だ。
「では、命を救ってくれた大切な友人をディナーに招待するというのはどうだろう?」
人たらしの本性を発揮して微笑むベンジャミンにかなうものなどこの世にはいないだろうとリンは思い、白旗を揚げる。
「……そうですね、そう言うことでしたら仕方ないでしょう」
「やったなマイク!」
「イエス、サー!」
「おっと、友人なんだから私の事はベンと呼んでくれよ」
にこっと微笑むベンジャミンに流石の狂犬も毒気を抜かれ、破顔する。
「オーケー、ベン。タダ飯をご馳走になりにいくよ」
ベンジャミンはバニングの手をとり、真剣だが優しい声音で言う。
「君たちに、君に、こんなことを言うのは酷だろうが」
一息ついて思い詰めた様に言う。
「死なないでくれ」
「それがあんたの命令なら」
即答だった。
「だいたい俺が死んだらだれがあんたを守るんだ」
「それはそうだ」
ふふ、とベンジャミンは笑みを溢す。
「こんな怪我くらい、ベン、あんたを守る為ならなんでもない。あのカス野郎だって周りが止めなきゃ殺せたってのに。そりゃあ神聖だったり美しいものを穢したくなるのは人間の性だが、その対象を傷つけるなんて言語道断だ。奴は地獄の底で腐るのがお似合いだ」
ああ、しまった。リンは眉間を抑えた。マイク・バニングは優秀だが、思考が極端過ぎる。オーバーキルで除隊寸前に軍から拾った時からそうだった。PPD立て直しに必要な人材だが……マイクバニングカウンセリング40時間ーーと、ベンジャミンがクスクス笑い出した。
「私は神聖で美しい?」
悪戯っぽく笑ってからかうベンジャミンにマイクは滅多になく顔を赤くし、しどろもどろに言う。
「そ、それは言葉のあやで……いや、確かにあんたはきれいだが、うぅ……」
「ははは!ありがとう?でいいのかな?マイク、きみは面白いな!」
唸りながら助けを乞う男の視線をリンは無視した。ベンジャミンは事件後初めて心からの笑顔を見せたのだ。バニングはセラピードッグとしても役立つようだ。そう判断して4分後の予定までリンはベンを新しい玩具で好きに遊ばせておくことにした。多少毛色の違う犬でも、主人がそれを気に入ればいいのだ。あの二人は中々いいコンビかもしれない、リンはそう感じた。
「妻には内緒にしておこう」
こっそりベンジャミンはウインクしてマイクに囁いた。
「そうしてくれ……」
これが二人の友情の始まりだった。
二人が仲良くなった理由捏造
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その日はマイク・バニングのPPDとして初めての屋外警護だった。国民と触れ合うため、チャリティイベントに新任の大統領であるベンジャミン・アッシャーが招かれたのだ。それは表面上和やかに過ぎ、ベンジャミンが6人ほどの赤ん坊にキスをして、支持者達に手を振りビーストへと振り返ったときにそれは起きた。
「うわぁあああ!!!!」
苦悩から絞り出すような声とナイフを持った男がベンジャミン向かって走る。マイクはとっさにベンジャミンを守るように抱きかかえた。左の上腕三頭筋に強烈な熱さを感じる。テロリストに刺されたのだ。反射でマイクはナイフの刺さった腕を振り上げ、渾身の力で犯人の両手を叩き落とす。そして訓練通り組み伏せた。ほぼ筋肉で構成された自身の体重をかけ、男が落としたナイフを左腕から引き抜く。彼に刃を向けたものは刃でその罪を償え、そうナイフを掲げる。と、同僚たちがマイクを取り押さえる。
「落ち着けマイク!逮捕するんだ!!!!」
理性では理解しているがどうにも衝動を抑えられずに唸るマイクを、SS達を振りほどいたベンジャミンが抱きしめる。
「ありがとうマイク。充分だよ……」
「ハア?じゃあなんだ崇拝してる大統領が自分のものにならないから殺そうと?イカれてんな!」
「言葉には気をつけなさい。正確には彼を傷つけようと、ね。自分の事を忘れられないようにしたかったみたい」
「ファック!クソ野郎が……まさか精神鑑定を?」
「そうなるでしょうね」
「冗談じゃない!病院送りになったらどうするんだ!あんなゴミは死刑がお似合いーー」
「マイク!」
会話を遮って病室に真っ青な顔のベンジャミンが飛び込んできた。バニングとリンは姿勢を正す。
「ああ神よ!マイク、怪我は大丈夫かい?」
「こんなもん肉食って寝れば治ります」
バニングのあっさりした物言いにベンジャミンは安心したようにため息をついた。
「本当に?よかった……そうだ!じゃあ今夜私と夕食はどうだい?とっておきの肉を出そう!」
シャトーブリアン!タダ飯!そう言って子どものようにはしゃぐ二人にリンは咳払いをする。
「サー、一人だけ特別扱いというのはいかがなものかと」
みるみるベンジャミンの眉が下がって利口な大型犬のように困り果てた顔をする。直属の上司を睨むバニングを見てベンジャミンは何かを思いついた様だ。
「では、命を救ってくれた大切な友人をディナーに招待するというのはどうだろう?」
人たらしの本性を発揮して微笑むベンジャミンにかなうものなどこの世にはいないだろうとリンは思い、白旗を揚げる。
「……そうですね、そう言うことでしたら仕方ないでしょう」
「やったなマイク!」
「イエス、サー!」
「おっと、友人なんだから私の事はベンと呼んでくれよ」
にこっと微笑むベンジャミンに流石の狂犬も毒気を抜かれ、破顔する。
「オーケー、ベン。タダ飯をご馳走になりにいくよ」
ベンジャミンはバニングの手をとり、真剣だが優しい声音で言う。
「君たちに、君に、こんなことを言うのは酷だろうが」
一息ついて思い詰めた様に言う。
「死なないでくれ」
「それがあんたの命令なら」
即答だった。
「だいたい俺が死んだらだれがあんたを守るんだ」
「それはそうだ」
ふふ、とベンジャミンは笑みを溢す。
「こんな怪我くらい、ベン、あんたを守る為ならなんでもない。あのカス野郎だって周りが止めなきゃ殺せたってのに。そりゃあ神聖だったり美しいものを穢したくなるのは人間の性だが、その対象を傷つけるなんて言語道断だ。奴は地獄の底で腐るのがお似合いだ」
ああ、しまった。リンは眉間を抑えた。マイク・バニングは優秀だが、思考が極端過ぎる。オーバーキルで除隊寸前に軍から拾った時からそうだった。PPD立て直しに必要な人材だが……マイクバニングカウンセリング40時間ーーと、ベンジャミンがクスクス笑い出した。
「私は神聖で美しい?」
悪戯っぽく笑ってからかうベンジャミンにマイクは滅多になく顔を赤くし、しどろもどろに言う。
「そ、それは言葉のあやで……いや、確かにあんたはきれいだが、うぅ……」
「ははは!ありがとう?でいいのかな?マイク、きみは面白いな!」
唸りながら助けを乞う男の視線をリンは無視した。ベンジャミンは事件後初めて心からの笑顔を見せたのだ。バニングはセラピードッグとしても役立つようだ。そう判断して4分後の予定までリンはベンを新しい玩具で好きに遊ばせておくことにした。多少毛色の違う犬でも、主人がそれを気に入ればいいのだ。あの二人は中々いいコンビかもしれない、リンはそう感じた。
「妻には内緒にしておこう」
こっそりベンジャミンはウインクしてマイクに囁いた。
「そうしてくれ……」
これが二人の友情の始まりだった。
剃毛プレイ+素股
趣味全開!
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「絶対に嫌だ!!!!!」
「なんで。マナーだぞ、ベン」
「馬鹿か君は!!だいたいそんなこと、自分でするのが普通だろう!」
五十路を迎えようかという大の大人二人が小声で激しく言い合っているのは、アメリカ合衆国大統領閣下のアンダーヘアの処理についてである。事は白亜の宮殿のバスルームで起こっている。
初まりは至極普通だった。
「6時からのインタビューまで時間があるな?」
そう宮殿の主が秘書官に尋ねる。
「ええ、少し休憩なされたらいかがでしょう」
「ありがたいね、身だしなみも整えたいし。マイク、相談があるから一緒に来てくれ」
「イエス、サー」
二人の仲がビジネスを超えて仲のいい友人だということは知れ渡っているので、誰も気にしなかった。実際はそれ以上の関係なのだが。二人は連れ立って居住区のリビングルームに入る。
「全く、髭というものは不便だな。こればっかりは女性が羨ましいよ」
シャワールームに椅子を持ち込んで座り、暖かいタオルに覆われたベンが言う。
「確かに。さ、剃りますよ」
「ああ、頼む」
シェービングクリームを泡立てたマイクが言い、ベンはその白い急所をなんの衒いもなく晒した。そこにマイクはクラシカルな片刃のナイフを優しく滑らせる。
「よし、ハンサムになった」
「ふふ、髭があるとハンサムじゃないっていうのか?」
「まさか!だけど伸ばし放題ってのは退任後までおあずけだな」
マイクはそう言いながらベンの首周りを守っていたタオルを取り、蒸しタオルを乗せると、ベンの前立が微かに盛り上がってるのが目に入った。どうやら髭を当たっているだけで勃ったらしい。まあ、わざと耳の裏や頸の柔らかいところを煽るように指で撫でたのだが。しかし思ったとおりにベンが感じた証拠を見てしまうと、つい、いたずら心が湧く。
「さあ、大統領閣下、下も剃るから脱いでください」
「はぁ!?気でも狂ったのか?」
「まさか。ほら、時間が無くなるぞ、脱げベン」
マイクは脂下がった顔で笑って言う。
「絶対に嫌だ!!!!!」
そうして冒頭に戻る。
ベンは暫く抵抗していたが、マイクに眇めるような目つきで自分の反応を指摘され屈してしまった。ベンはマイクの鋭い視線を浴びると、いつも抗えない。微かな吐息を吐きながら仕立てのいいスラックスと下着を降ろす。
「せめて自分でやらせてくれ」
「大統領に刃物なんか持たせられない。大人しく脚を開くんだな」
妙にうきうきしているマイクを睨みながら洗面台に腰かけ、おずおずと脚を開き言うとおりにする。と、ひんやりとしたクリームを塗られ、思わず身震いしそうになる。そして柔らかなそこにきらめく剃刀を当てられ、ベンの薄い下腹がビクつく。その反応を愉しんでいるマイクの眼も見られず、ベンは細く美しい指を噛んで耐える。
「マイク、怖い」
「俺があんたを傷付けるわけ無いだろ」
マイクはそう言って粟立ったベンの膝に口付ける。
「は、……、」
好き勝手にベンのペニスを退けながらゾリゾリと音を立て、枯れ草色の下の毛が剃られていく。マイクはいちいち剃り終わったところを愛おしげに撫でる。ふとマイクが手を止めて見やればベンのそれはしっかりと芯を持って頭をもたげている。なんとも愛らしい、そう思いつつも揶揄ってしまう。
「感じるのか?マゾだな」
「ん、ふ、ばか、おまえだからだ、はッ……」
「ったく、あんたには敵わないな。さ、大統領。後ろを向いて手で尻を押さえて」
「は?嫌だ!!」
「べン。頼むよ」
彼の好きな自分の中で一等エロい声で頼む。哀れなベンの海の色をした瞳は羞恥で潤んでいる。
「……この、ヘンタイ」
そう悪態を吐きつつ、言う通りに鏡の方を向き、両手で震える尻たぶを拡げる。マイクは満足気にその肉感的な唇を舐め上げた。清廉潔白で通っている彼が、自分の命令で卑猥な行為をする。それは何ものにも替え難く、マイクの支配欲を満たした。
ヒクヒクと収斂を繰り返す貞淑な穴に息を吹きかける。
「ぁ!、ひ、クソっ、馬鹿まいく、やるならさっさとやってくれ……!」
「仰せのとおり」
きめ細かに泡立てたシェービングクリームを指に取り、大して毛の生えていない敏感になっているそこに塗りたくり、そっと刃を滑らせる。
「ぁ!んぅ……、ヒッ!や、やだ……ぅあ……あぁ、」
「よし、できた」
濡れたタオルで拭ってやり、一仕事終えて満足げなマイクの首に甘えたように鼻を鳴らしながらベンが縋り付く。
「まいく、イきたい……」
「ん?ああ、そうだな」
ベンの額にキスしてやりながら、マイクはベン自身に手を伸ばす。そうするとやんわりと制止された。
「、そっちじゃ、なくて……」
潤んだ瞳と紅潮した顔で囁かれる。マイクは思わず頭を抱えた。
「クソ、あんたほんとに……。この後まだ仕事があるだろ?」
だって、とかでも、と子供みたいにぐずるベンにマイクも限界だった。
「分かったよ、後ろ向いてくれ」
「ん……」
マイクは兆し始めたそれを扱きながら、おとなしく洗面台に手を付きその小ぶりな尻を向けたベンの耳に後ろから囁く。
「しっかり脚を閉じてろよ」
「?なに……ッ!ぁ、んぅ!」
閉じられたベンの柔らかい内腿にマイクは屹立を捩じ込んだ。
「や、マイク、何っ……あ!ぁ、ンッ!」
「は、ベン……」
マイクはベンの会陰を抉るようにグラインドを続ける。マイクが深く穿つほどベンの陰嚢までを擦り上げ、二人の官能を煽る。
「あ、ぁは……ッ、やだ、まいく、や……ンン!」
「ヤダじゃなくてイイ、だろ……言ってみろ、ベン」
「ん、ンっ!ァ、ふ、ゃ、いい……マイク、当たって、あん!い、気持ちいい……ッあ!」
「俺もいいよ、ベン……」
そう言ってマイクはベンの波打つ背筋に何度も口付ける。
「も、マイ、ク……立てな、あっ……ぃい、んぅ!」
「もうちょっとだ、がんばれ、ベン」
「無理、むり……きちゃう、ぁ!くる、ぅ、ああ!」
「ッは、俺も、イキそうだ……」
ガツ、というような骨と骨がぶつかる音がするほど打ち付けると、ベンは一際高い声をあげて達した。
「なあ、ベン、悪かったよ」
パリッとした新しいシャツでネクタイを結んでいるベンはしょぼくれた犬みたいな顔をしたマイクをぎろりと睨む。
「ベン〜……」
情けない声をあげ、頬にキスを繰り返すマイクを邪魔だとばかりに押しのけ、ジャケットを持たせる。おとなしくベンにジャケットを着させたマイクの唇に噛み付いてベンは言った。
「覚えてろよ」
「マイク、大統領がチェスの続きをやるから来いって言ってたぞ」
夜になり、オペレーションルームに戻った同僚が言う。
「了解」
にやにや笑う同僚にマイクは怪訝な目を向ける。
「なんだよ」
「今夜は帰さないから覚悟しろよだってよ」
ひゅー、熱いねえ、なんて囃し立てる周りにマイクは負けを認め、頭を抱えたのだった。
趣味全開!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「絶対に嫌だ!!!!!」
「なんで。マナーだぞ、ベン」
「馬鹿か君は!!だいたいそんなこと、自分でするのが普通だろう!」
五十路を迎えようかという大の大人二人が小声で激しく言い合っているのは、アメリカ合衆国大統領閣下のアンダーヘアの処理についてである。事は白亜の宮殿のバスルームで起こっている。
初まりは至極普通だった。
「6時からのインタビューまで時間があるな?」
そう宮殿の主が秘書官に尋ねる。
「ええ、少し休憩なされたらいかがでしょう」
「ありがたいね、身だしなみも整えたいし。マイク、相談があるから一緒に来てくれ」
「イエス、サー」
二人の仲がビジネスを超えて仲のいい友人だということは知れ渡っているので、誰も気にしなかった。実際はそれ以上の関係なのだが。二人は連れ立って居住区のリビングルームに入る。
「全く、髭というものは不便だな。こればっかりは女性が羨ましいよ」
シャワールームに椅子を持ち込んで座り、暖かいタオルに覆われたベンが言う。
「確かに。さ、剃りますよ」
「ああ、頼む」
シェービングクリームを泡立てたマイクが言い、ベンはその白い急所をなんの衒いもなく晒した。そこにマイクはクラシカルな片刃のナイフを優しく滑らせる。
「よし、ハンサムになった」
「ふふ、髭があるとハンサムじゃないっていうのか?」
「まさか!だけど伸ばし放題ってのは退任後までおあずけだな」
マイクはそう言いながらベンの首周りを守っていたタオルを取り、蒸しタオルを乗せると、ベンの前立が微かに盛り上がってるのが目に入った。どうやら髭を当たっているだけで勃ったらしい。まあ、わざと耳の裏や頸の柔らかいところを煽るように指で撫でたのだが。しかし思ったとおりにベンが感じた証拠を見てしまうと、つい、いたずら心が湧く。
「さあ、大統領閣下、下も剃るから脱いでください」
「はぁ!?気でも狂ったのか?」
「まさか。ほら、時間が無くなるぞ、脱げベン」
マイクは脂下がった顔で笑って言う。
「絶対に嫌だ!!!!!」
そうして冒頭に戻る。
ベンは暫く抵抗していたが、マイクに眇めるような目つきで自分の反応を指摘され屈してしまった。ベンはマイクの鋭い視線を浴びると、いつも抗えない。微かな吐息を吐きながら仕立てのいいスラックスと下着を降ろす。
「せめて自分でやらせてくれ」
「大統領に刃物なんか持たせられない。大人しく脚を開くんだな」
妙にうきうきしているマイクを睨みながら洗面台に腰かけ、おずおずと脚を開き言うとおりにする。と、ひんやりとしたクリームを塗られ、思わず身震いしそうになる。そして柔らかなそこにきらめく剃刀を当てられ、ベンの薄い下腹がビクつく。その反応を愉しんでいるマイクの眼も見られず、ベンは細く美しい指を噛んで耐える。
「マイク、怖い」
「俺があんたを傷付けるわけ無いだろ」
マイクはそう言って粟立ったベンの膝に口付ける。
「は、……、」
好き勝手にベンのペニスを退けながらゾリゾリと音を立て、枯れ草色の下の毛が剃られていく。マイクはいちいち剃り終わったところを愛おしげに撫でる。ふとマイクが手を止めて見やればベンのそれはしっかりと芯を持って頭をもたげている。なんとも愛らしい、そう思いつつも揶揄ってしまう。
「感じるのか?マゾだな」
「ん、ふ、ばか、おまえだからだ、はッ……」
「ったく、あんたには敵わないな。さ、大統領。後ろを向いて手で尻を押さえて」
「は?嫌だ!!」
「べン。頼むよ」
彼の好きな自分の中で一等エロい声で頼む。哀れなベンの海の色をした瞳は羞恥で潤んでいる。
「……この、ヘンタイ」
そう悪態を吐きつつ、言う通りに鏡の方を向き、両手で震える尻たぶを拡げる。マイクは満足気にその肉感的な唇を舐め上げた。清廉潔白で通っている彼が、自分の命令で卑猥な行為をする。それは何ものにも替え難く、マイクの支配欲を満たした。
ヒクヒクと収斂を繰り返す貞淑な穴に息を吹きかける。
「ぁ!、ひ、クソっ、馬鹿まいく、やるならさっさとやってくれ……!」
「仰せのとおり」
きめ細かに泡立てたシェービングクリームを指に取り、大して毛の生えていない敏感になっているそこに塗りたくり、そっと刃を滑らせる。
「ぁ!んぅ……、ヒッ!や、やだ……ぅあ……あぁ、」
「よし、できた」
濡れたタオルで拭ってやり、一仕事終えて満足げなマイクの首に甘えたように鼻を鳴らしながらベンが縋り付く。
「まいく、イきたい……」
「ん?ああ、そうだな」
ベンの額にキスしてやりながら、マイクはベン自身に手を伸ばす。そうするとやんわりと制止された。
「、そっちじゃ、なくて……」
潤んだ瞳と紅潮した顔で囁かれる。マイクは思わず頭を抱えた。
「クソ、あんたほんとに……。この後まだ仕事があるだろ?」
だって、とかでも、と子供みたいにぐずるベンにマイクも限界だった。
「分かったよ、後ろ向いてくれ」
「ん……」
マイクは兆し始めたそれを扱きながら、おとなしく洗面台に手を付きその小ぶりな尻を向けたベンの耳に後ろから囁く。
「しっかり脚を閉じてろよ」
「?なに……ッ!ぁ、んぅ!」
閉じられたベンの柔らかい内腿にマイクは屹立を捩じ込んだ。
「や、マイク、何っ……あ!ぁ、ンッ!」
「は、ベン……」
マイクはベンの会陰を抉るようにグラインドを続ける。マイクが深く穿つほどベンの陰嚢までを擦り上げ、二人の官能を煽る。
「あ、ぁは……ッ、やだ、まいく、や……ンン!」
「ヤダじゃなくてイイ、だろ……言ってみろ、ベン」
「ん、ンっ!ァ、ふ、ゃ、いい……マイク、当たって、あん!い、気持ちいい……ッあ!」
「俺もいいよ、ベン……」
そう言ってマイクはベンの波打つ背筋に何度も口付ける。
「も、マイ、ク……立てな、あっ……ぃい、んぅ!」
「もうちょっとだ、がんばれ、ベン」
「無理、むり……きちゃう、ぁ!くる、ぅ、ああ!」
「ッは、俺も、イキそうだ……」
ガツ、というような骨と骨がぶつかる音がするほど打ち付けると、ベンは一際高い声をあげて達した。
「なあ、ベン、悪かったよ」
パリッとした新しいシャツでネクタイを結んでいるベンはしょぼくれた犬みたいな顔をしたマイクをぎろりと睨む。
「ベン〜……」
情けない声をあげ、頬にキスを繰り返すマイクを邪魔だとばかりに押しのけ、ジャケットを持たせる。おとなしくベンにジャケットを着させたマイクの唇に噛み付いてベンは言った。
「覚えてろよ」
「マイク、大統領がチェスの続きをやるから来いって言ってたぞ」
夜になり、オペレーションルームに戻った同僚が言う。
「了解」
にやにや笑う同僚にマイクは怪訝な目を向ける。
「なんだよ」
「今夜は帰さないから覚悟しろよだってよ」
ひゅー、熱いねえ、なんて囃し立てる周りにマイクは負けを認め、頭を抱えたのだった。
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